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第6節 

5 運輸省

 運輸省における公害防止関係の研究開発は、自動車の有害排出ガスおよび騒音の防止、鉄道の騒音防止、海水の油濁防止ならびに気象学的見地からの大気汚染防止についてそれぞれ継続的に行なつているが、昭和44年度は船舶技術研究所において、使用過程における自動車エンジンの整備または改善による有害ガス防除の研究および自動車の運転条件と排出ガスとの関連に関する研究について行なう。
 また、気象研究所においては、従来の研究に継続して都市大気汚染の気象学的研究、中規模大気拡散の研究のほか、厚生省等との共同総合研究による大気低層拡散場の機構に関する研究を行なう予定である。
 なた、民間企業等において進められる公害防止関係試験研究に関しても、試験研究補助金をもつて積極的に助成を講じていく方針である。

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