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第1節 

2 騒音についての苦情陳情

 わが国の諸都市の騒音の苦情陳情件数を示すと第2-3-5表のとおりである。
 騒音の苦情陳情の公害全体の苦情件数に占める比率は、京都市を除く6大都市ではほぼ50%以上である。四日市市では12.0%と低いのはこの都市は公害の大部分が大気汚染および悪臭問題であるためである。この表から知られるように、全陳情のうち騒音、振動の占める割合は非常に高く、この他陳情の形となって表面に現れないものも少なくないことを考えれば、騒音問題が都会居住者の生活環境に与える影響が大きいことがわかる。

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