4 農薬のリスク対策
農薬取締法に基づき、農薬登録保留基準及び農薬を使用する者が遵守すべき基準等について適宜設定等を行うとともに、その基準設定を適切に行うために必要な基礎的知見の集積を図り、農薬登録保留基準の充実に向けさらなる検討を進めます。特に、水産動植物に係る改定農薬登録保留基準について順次基準値の設定を行うとともに、平成18年8月から施行される土壌残留及び水質汚濁に係る改正農薬登録保留基準を円滑に施行するための体制づくりを行います。
また、特定農薬の指定の検討及び農薬使用基準の遵守状況の確認を行っていきます。
さらに、農薬飛散による周辺住民等に及ぼすリスク評価・管理手法の開発調査、農薬の環境中への残留及び生態系への影響を把握するための実態調査、内分泌かく乱作用を考慮した農薬のリスク管理に関する調査研究等各種調査研究を行います。
その他、POPs条約を踏まえ、過去に埋設処理されたPOPs等廃農薬の無害化処理技術の検証調査等を進めます。