2 負荷低減技術の開発普及
下水道に関わる新技術を先駆的に導入・評価し、新技術の普及と効率的な事業の執行を図るために、新世代下水道支援事業制度機能高度化促進事業を実施するなど総合的な技術開発を重点的に実施しました。特に、合流式下水道の改善は緊急かつ重要であることから、下水道技術開発プロジェクト(SPIRIT21)において、産学官連携で合流式下水道改善に関する技術開発を推進し、平成16年12月には23技術が実用化されました。
浄化槽においては、上水道の取水口より上流に位置する区域でかつ水源地であるダム貯留湖の周辺地域を高度処理浄化槽の補助対象地域に加え、従来から補助対象としていた窒素除去能力を有する高度処理型浄化槽に加え、りん除去能力を有する高度処理型浄化槽を補助対象とし、りん除去能力を有する浄化槽の普及に努めました。
農業集落排水事業においては、新技術、新工法の採用によるコスト縮減を図るとともに、遠隔監視システムの活用による高度処理の実証調査を行いました。