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第2節 

3 ペットボトル

 回収されたペットボトルは、粉砕しフレーク又はペレット化して、ポリエステル繊維などの原料として再商品化しています。平成15年秋には、ペットボトルを化学的に分解して原料に戻し再び樹脂を作る施設が操業し、ペットボトルを再びペットボトルとして再生することができるようになりました。
 「容器包装に係る分別収集及び再商品化の促進等に関する法律」(平成7年法律第112号。以下「容器包装リサイクル法」という。)が本格施行された平成9年度におけるペットボトルの市町村回収率は9.8%でしたが平成14年度には45.6%に上昇しました。
 また、事業系回収率を含めると、ペットボトルの回収率は53.4%(PETボトルリサイクル推進協議会調べ)になりました。
 廃棄物を減らす生活をし、各市町村ごとの分別・収集方法に従って分別・収集に協力することは、資源の消費を抑制し、環境への負荷を減らす上で重要です。

コラム 買い物には袋を持って
 福井県武生市が設置した知的障害者通所授産施設「ひまわり作業所」では、ペットボトルの再生布を用いた買い物袋を縫製しています。環境を考えてビニール袋に代えて使う買い物袋は、地域によりマイバッグ、エコバッグ等と呼ばれます。武生市は、市を挙げて環境保全に取り組んでおり、このような袋を持って買い物に行くことを勧めています。




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