3 国による基盤整備等
科学技術振興調整費による生活・社会基盤研究の生活者ニーズ対応研究において「廃棄物の減量・処理などリサイクルを考えた社会の実現」、「安心して暮らすことのできる水・空気等の生活環境の創出」、「効率的で環境にやさしいエネルギーの開発」等の研究領域を設定し、関係府省の連携のもと、これらに対応した研究課題の推進を図りました。
さらに、大学等において、地球環境問題に関連する幅広い学術研究の推進や大学等の研究施設の整備、充実を図るとともに、関連分野の研究者の育成を行いました。また、地球環境問題の解決に向けて、総合地球学研究所が実施する人文・社会科学から自然科学までの幅広い学問分野を総合化する研究プロジェクトの推進を図りました。
また、科学研究費補助金、未来開拓学術推進事業、戦略的基礎研究推進事業、私立大学が内外の研究機関と行う環境分野等の共同研究を支援する学術フロンティア推進事業*等により、環境に関する基礎研究の推進を図りました。
さらに、大気粉じん等の環境試料や絶滅のおそれのある生物の細胞・遺伝子を長期保存し、環境研究の知的基盤としていくための「環境試料タイムカプセル化事業」に平成14年度より着手しました。