4 情報の発信・共有
地域を的確に把握するためにも、各主体が効果的に連携していくためにも、環境の状況や地域の取組に関する情報、人材に関する情報などは、重要となります。また、各主体が積極的に環境保全に取り組んでいこうとする動機を持つためには、環境の状況や環境に影響を及ぼしている主要な社会経済活動の状況、並びに環境保全活動の重要性と有効性を知ることが前提となります。しかし、これらの情報が各主体の元に適切に流れていなかったり、難解で理解しづらかったり、必要な情報が必要なときに入手できなかったりする場合も多くあります。
このため、地域において環境かかわる情報を持っている者や取組を進めようとする者は、その情報を積極的に発信・共有していくことが重要です。こうすることで、取組をより専門的に進化させることが可能となるだけでなく、主体や人材のネットワークが広がることで、地域資源の活用の可能性を広げることにもなります。