前のページ 次のページ

第1節 

6 浮遊粒子状物質

 平成4年度における浮遊粒子状物質の測定デ―タは、一般環境大気測定局については658市町村、1,408有効測定局で、自動車排出ガス測定局については127市町村、182有効測定局で得られている。
 環境基準の長期的評価については、年間にわたる1日平均値につき、測定値の高い方から2%の範囲内にあるものを除外した1日平均値が0.10mg/m
3
以下であり、かつ年間を通じて1日平均値が0.10mg/m
3
を超える日が2日以上連続しない場合を環境基準に適合するものとしている。
 長期的評価に基づく環境基準の達成率は、一般環境大気測定局については平成3年度の49.7%から4年度の57.6%へ、自動車排出ガス測定局については3年度の30.1%から4年度の33.5%へといずれも増加した(第2-1-1図)。
 また、一般環境大気測定局について昭和49年度から継続して測定を行っている39測定局並びに自動車排出ガス測定局について50年度から継続して測定を行っている6測定局における年平均値の単純平均値の経年変化は第1部第4-1-8図のとおりである。

前のページ 次のページ