3 環境と開発に関する世界委員会
環境と開発に関する世界委員会は、ノールウェーのブルントラント女史(後の首相)を委員長に22人の有識者によって構成され、日本からは大来佐武郎氏が委員となった。委員会は、1984年から1987年までの3年間、精力的な活動を行い、その報告書「われら共有の未来(OURCOMMON FUTURE)」を国連総合に提出した。
この報告書では、環境と開発に関する新たなアプローチとして「持続可能な開発」を打ち出している。現在では、「持続可能な開発」の概念は、世界的な共通認識となっており、その具体化のための施策が課題となっている。