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第4節 

2 日常生活における環境への負荷を軽減すること

 こまめに電気・水道のスイッチを切るなど節電・節水に努めるとともに、家庭用機器の購入に際しては、製品の耐久性やエネルギー効率・節水性にも気をつける等家庭内での省資源・省エネルギーに努めることが基本である。また、日常の買い物の際には、なるべく使い捨て商品は買わない、できるだけ環境に与える負荷が小さく(あるいは、環境保全に役立つ)「地球にやさしい」商品を買う、絶滅のおそれのある野生生物やその加工品を購入しないように留意する等の配慮が必要であり、台所で出る廃油や生ごみはそのまま下水道に流さない、下水道未整備地域においては合併処理型浄化層を設置する等の配置も重要である。もちろん、中古品をリサイクルにまわすなどゴミの減量化に努めるとともに、空き缶、空き瓶、古紙の回収に積極的に協力あるいは参加することも大切である。
 さらに、家の新築、建て替え等に際しては、断熱材の使用を確認したり、太陽熱・光等の自然エネルギーの利用にも心を配ることが求められよう。また、交通渋滞の著しい大都市での通勤や行楽シーズン中の外出に当たっては、少人数での自家用車の利用を控えるとともに、なるべく公共の交通機関を利用する等の配慮も必要である。

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