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小塩地区(ほたるの里)

小塩地区 位置図
小塩地区(ほたるの里)
No. 40-3
名称 小塩地区(ほたるの里)
ふりがな こじおちく(ほたるのさと)
所在地 福岡県うきは市
選定基準1 ○(該当)
選定基準2 ○(該当)
選定基準3 -(非該当)
選定理由 市東部に位置し、スギ・ヒノキやクヌギの植林地、シイ・カシ二次林等の多様な林相を見せる森林、棚田などの農地が大半を占める地域であり、13の山村集落が小塩川沿いを中心に点在している。
古くから薪炭林等として活用されてきたカシ、クヌギの雑木林は、現在椎茸の原木材として利用されており、カブトムシの生息の場となっている。棚田は、当地域独特の「井手」と呼ばれる堰と水路、ため池や湧水の利用によって、河川から水田に至る水循環システムが構築され、ゲンジボタルやメダカ、カワニナなど水生生物を中心とした貴重な生態系が維持されている。
保全活用状況(取組状況)
  • 地域をあげた生態系保全の取り組みが、ホタルの生息に必要な環境形成につながっており、初夏には数万匹のホタルが乱舞することから「ほたるの里」と呼ばれている。
  • スギ・ヒノキの植林地では、間伐等の整備をしながら水資源のかん養等、健全な森林景観を守り続けている。
活動主体 小塩自治協議会、小塩ほたるの里協議会
その他参考情報
  • 子供や都会から来た人々と自然とのふれあいを通じ、地域の活性化に向けた取り組みを行っている。また、豊かな自然とふれあえるキャンプ場も整備した。
  • 災害復興に向け里山再生を旗印に生態系保全に対する活動を活発化させ、人と里山との良好な関わりを維持しながら地域おこし活動を行っている。
  • 6月の「ほたる祭り」、12月には集落や小学校をイルミネーションで彩る「冬ぼたる」、森に囲まれた広場で収穫を祝う「秋祭り」等を行い、地域住民はもとより都会から訪れた人たちに癒しの場を提供している。
保全活用施策(実施状況等)  

位置図について

各地域の地図(位置情報)について、地図上の点線(赤枠)はおおよその位置・範囲を示したものです。

希少種の保全等に留意し、エリア(赤枠)を省略している場合があります。