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上流域の山村と棚田

上流域の山村と棚田 位置図
上流域の山村と棚田
No. 39-3
名称 上流域の山村と棚田
ふりがな じょうりゅういきのさんそんとたなだ
所在地 高知県高岡郡梼原町
選定基準1 ○(該当)
選定基準2 ○(該当)
選定基準3 -(非該当)
選定理由 県の北部に位置する四国カルストに抱かれた山間の小さな町であり、町の9割以上を占める森林、山間の傾斜を利用して作られた石垣の小規模な棚田が残る山村地域である。
採草地や切畑、背山、常畑、棚田など急傾斜地の巧みな土地利用がなされてきた地域であり、特有の生態系が形成・維持され、生物多様性が守られている。梼原川本支流の清流が水路を通じて、地域に良好な水辺環境をもたらしており、里に特徴的な種であり河川の連続性の指標となるウナギなどの通し回遊魚が生息している。
保全活用状況(取組状況)
  • 梼原町の森林セラピーの拠点として、教育の場ともなっており、清掃活動等を通して、行政、住民が一体となった保全が行われている。(太郎川地区)
  • 梼原町の文化的景観にも選定されており、古くからある棚田の景観保全に努めている。また棚田オーナー制度を通じて、地域と町外者との交流の場ともなっている。(神在居)
  • 梼原の学校もオーナーになっており、米づくりを通して、農業の苦労、楽しさ、千枚田の歴史等を教える教育の場ともなっている。
  • 「よみがえれ四万十源流の会」が、梼原町と津野町の四万十川源流域の調査活動を行っている。
活動主体 よみがえれ四万十源流の会
その他参考情報
  • 棚田オーナー制度を初めて導入した事例(神在居)
  • 梼原町森林組合は、日本の団体としては初めての森林認証(FSC)を取得
  • 四国カルスト県立自然公園、重要文化的景観「四万十川流域の文化的景観 上流域の山村と棚田」
保全活用施策(実施状況等) 棚田オーナー制度(梼原町)

位置図について

各地域の地図(位置情報)について、地図上の点線(赤枠)はおおよその位置・範囲を示したものです。

希少種の保全等に留意し、エリア(赤枠)を省略している場合があります。