本文先頭へ



熊毛八代(鶴の里八代)

熊毛八代 位置図
熊毛八代(鶴の里八代)
No. 35-6
名称 熊毛八代(鶴の里八代)
ふりがな くまげやしろ(つるのさとやしろ)
所在地 山口県周南市
選定基準1 ○(該当)
選定基準2 ○(該当)
選定基準3 ○(該当)
選定理由 市の北東に位置し、周囲を山林に囲まれた盆地であり、「八代のツル及びその渡来地」として国の特別天然記念物に指定されている鶴の里である。
山すそまで続く水田・湿田、里山林などを中心としたモザイク状の土地利用が維持されており、ノスリやハッチョウトンボなど里地里山に特徴的な種の生息が確認されている。また、本州唯一のナベヅル渡来地として、農地保全、環境保全が継続して行われている。
保全活用状況(取組状況)
  • ナベヅルの渡来地として地元住民を中心とした保護団体が結成され、ツルのねぐらとなる谷津田の復元などが行われている。
  • 環境教育の一環として、八代小学校による生きもの調査の実施およびツル観察日誌の作成が行われている。
  • 民間団体により都市部住民を取り込んだ生きもの調査が行われおり、八代地区が身近な自然とのふれあいの場として活用されている。
活動主体 周南市、鶴里コミュニティ協議会、八代のツルを愛する会、NPO法人ナベヅル環境保護協会、夢現塾
その他参考情報
  • 日本国内で最も早く(明治20年)に野生生物保護を実現した「近代自然保護発祥の地」であり、生きものとの共生が文化として息づいている地域である。
  • 農事組合法人や担い手制度により、水田の耕作放棄減少に一定の成果がみられる。
  • 八代地区では高齢化が進んでいるものの、地域内外から若手農業者が新規就農するなど農業の活性化がみられる。
  • 重要野鳥生息地(IBA)
保全活用施策(実施状況等)  

位置図について

各地域の地図(位置情報)について、地図上の点線(赤枠)はおおよその位置・範囲を示したものです。

希少種の保全等に留意し、エリア(赤枠)を省略している場合があります。