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みなべ・田辺地域

みなべ・田辺地域 位置図
みなべ・田辺地域
No. 30-2
名称 みなべ・田辺地域
ふりがな みなべ・たなべちいき
所在地 和歌山県田辺市、日高郡みなべ町
選定基準1 ○(該当)
選定基準2 ○(該当)
選定基準3 -(非該当)
選定理由 紀伊半島の南西部、みなべ町全域と旧田辺市が対象であり、日本一の梅産地を誇る梅林の周辺に、薪炭林や棚田など、良好な里山が残る地域である。
古くから里山の様々な樹種を用いて炭焼きが行われてきた結果、紀州備長炭の原木として代表的なウバメガシのほか、ヤブツバキ、ネジキなど様々な樹木から構成された薪炭林が形成され、ふもとのため池・用水路の維持につながっている。そのような林には、ヤドリギ類やツル植物、イチヤクソウやシュンランなどの里山の草本植物をはじめ、多様な植物がみられる。
保全活用状況(取組状況)
  • この地域では、梅生産の他にも、紀州備長炭の生産が盛んであり、昔から、身近な里山が大切に利用されてきた。
活動主体 みなべ川森林組合、ウメ生産者、観梅組合
その他参考情報
  • 里山の斜面を活用して薪炭林を残しつつ梅林を配置し、高品質な梅を持続的に生産してきた農業システム(「みなべ・田辺の梅システム」)が確立されており、薪炭林を生活の場とするニホンミツバチと梅との共生関係が見られる。薪炭林、梅林、水辺環境により地域特有の里山景観が保たれている。
保全活用施策(実施状況等) 森林・山村多面的機能発揮対策交付金の活用

位置図について

各地域の地図(位置情報)について、地図上の点線(赤枠)はおおよその位置・範囲を示したものです。

希少種の保全等に留意し、エリア(赤枠)を省略している場合があります。