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渡良瀬遊水地および周辺農地

渡良瀬遊水地および周辺農地 位置図
渡良瀬遊水地および周辺農地
No. 9-3
名称 渡良瀬遊水地および周辺農地
ふりがな わたらせゆうすいちおよびしゅうへんのうち
所在地 栃木県栃木市、小山市、下都賀郡野木町
選定基準1 ○(該当)
選定基準2 ○(該当)
選定基準3 ○(該当)
選定理由 県の南端に位置する遊水地であり、周辺の農地とともに、本州最大のヨシ原を主体とする湿地環境が大規模に残された地域を対象とする。
現在も、ヨシを活用した地場産業や、池沼での漁業が営まれており、広大なヨシ原や樹木、池沼、周辺農地を含めたモザイク状の土地利用が維持されている。周辺農地を採食地として利用するチュウヒ・オオタカ・ノスリを頂点とし、3000種以上の動植物が生息・生育する良好な湿地環境が保たれている。また、タチスミレやトネハナヤスリなどの希少植物が多数生育している。
保全活用状況(取組状況)
  • 遊水地の貴重な湿地環境を保全するため、地域住民や関係自治体等によって、毎年3月に遊水地のヨシ原をほぼ全域に渡り野焼きする「ヨシ焼き」や、ゴミ拾い、外来植物駆除などが行われている。
  • 冬期湛水田、地元小学生による渡り鳥(白鳥)の観察、100ha以上に及ぶ化学肥料・化学合成農薬の5割低減稲作が行われている。
活動主体 渡良瀬遊水地保全・利活用協議会、栃木市、小山市、野木町、市民団体等
その他参考情報
  • 渡良瀬遊水地の自然環境や歴史に触れ合える場として、更にはスカイスポーツやウォータースポーツ、サイクリング、乗馬といった様々なレジャー・スポーツが楽しめる場として、多岐分野にわたる自然観察会や環境学習会が開催されている。
  • ラムサール条約湿地、日本の重要湿地500、とちぎの百様(ひゃくさま)
保全活用施策(実施状況等)
  • 渡良瀬遊水地ハートランドプラン・栃木市環境基本計画(栃木市)
  • 渡良瀬遊水地関連振興5ヶ年計画・生物多様性おやま行動計画・生物多様性おやま地域連携保全活動計画(小山市)
  • 水と緑と歴史のふるさとプラン(野木町)

位置図について

各地域の地図(位置情報)について、地図上の点線(赤枠)はおおよその位置・範囲を示したものです。

希少種の保全等に留意し、エリア(赤枠)を省略している場合があります。