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ブナ北限の里「黒松内」

ブナ北限の里「黒松内」 位置図
ブナ北限の里「黒松内」
No. 1-3
名称 ブナ北限の里「黒松内」
ふりがな ぶなほくげんのさと「くろまつない」
所在地 北海道寿都郡黒松内町
選定基準1 ○(該当)
選定基準2 ○(該当)
選定基準3 ○(該当)
選定理由 朱太川を中心に、森と川と海のつながりが維持されている町全域が対象である。天然記念物の歌才ブナ林をはじめ、横断構造物の無い朱太川、湿原、農地や森林などがつながり合う多様な生態系が成立し、カワシンジュガイも身近な生きものである。河川の連続性の指標となるアユ、サケ、サクラマス、カジカなどの通し回遊魚も生息する。
(北海道における選定の観点:自然の営みに人の営みが加わって維持されてきた地域、里地里山的環境を活かした生態系ネットワークへの配慮)
保全活用状況(取組状況)
  • 生態系基礎調査とデータベース構築(いきモニ黒松内)、小中学校オープンスクール(生物多様性まつり)
  • 天然アユ生息調査と漁場・産卵場改善、高付加価値化
  • 朱太川アユをテーマとしたエコツアー実施
  • 歌才湿原環境保全再生
  • 来馬湿原基礎調査
  • 朱太川水系魚類相調査と図鑑作成(東京大学)
  • 朱太川カワシンジュガイ生態調査(東京大学)
  • オオハンゴンソウ駆除
  • 自然体験活動を軸に地域創生や農山村と都市との交流事業等を実施(NPO法人ねおす)
活動主体 自治体(黒松内町)、活動団体(ぶなの森自然学校、ブナ北限の里ツーリズム、NPO法人ねおす)、後志地域生物多様性協議会
その他参考情報
  • 約四半世紀にわたり「ブナ北限の里」を町づくりの方針として掲げており、湿原や河川における生態系基礎調査やデータベース構築、外来種駆除、小中学校オープンスクール(生物多様性まつり)、朱太川アユをテーマとしたエコツアーなど町全体で生物多様性保全に取り組んでいる。
  • にほんの里100選、北海道遺産、日本の重要湿地500
保全活用施策(実施状況等) 黒松内町生物多様性地域戦略(黒松内町)

位置図について

各地域の地図(位置情報)について、地図上の点線(赤枠)はおおよその位置・範囲を示したものです。

希少種の保全等に留意し、エリア(赤枠)を省略している場合があります。