本文へジャンプ
  1. 環境省>
  2. 自然環境・生物多様性>
  3. 野生鳥獣の保護管理>
  4. 認定鳥獣捕獲など事業者制度>
  5. 夜間銃猟安全管理講習会の開催及び射撃技能の確認等について

令和7年度夜間銃猟安全管理講習会の開催及び射撃技能の確認等について

 環境省では、夜間銃猟に係る認定を受ける意向がある認定鳥獣捕獲等事業者の「事業管理責任者」及び「夜間銃猟に従事する捕獲者」や「緊急銃猟に従事する者として市町村から推薦を受けた者」を対象として、要件の一つである「夜間銃猟安全管理講習」及び「射撃技能の確認」を開催します。

1. 背景と目的

 日出前及び日没後における銃器を使用した鳥獣の捕獲等(夜間銃猟)については、高い危険性をはらむことから、従来、例外なく禁止されてきました。平成27年5月29日に施行された「鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律の一部を改正する法律(平成26年法律第46号)」においては、集中的かつ広域的に管理を図る必要があるとして環境大臣が定めた鳥獣(指定管理鳥獣)について、都道府県等が捕獲等を行う「指定管理鳥獣捕獲等事業」が創設されました。また、鳥獣の捕獲等をする事業を実施する法人が、鳥獣の捕獲等に係る安全管理体制や従事者の技能及び知識が一定の基準に適合していることについて、都道府県知事の認定を受けることができる「認定鳥獣捕獲等事業者制度」が導入されました。

 指定管理鳥獣捕獲等事業においては、科学的な計画の下に、目指すべきレベルまで指定管理鳥獣の生息密度を低減させることを目標に、これまで以上に効率的かつ効果的な捕獲を進めることが必要になります。このため、都道府県が指定管理鳥獣捕獲等事業を効果的に行うために必要と判断し、指定管理鳥獣捕獲等事業実施計画に位置づけた場合であって、都道府県又は国の機関が指定管理鳥獣捕獲等事業として実施する場合に限り、厳格な安全管理のもと、限定的に、夜間銃猟の実施が認められることとなりました。

 都道府県等が夜間銃猟を含む指定管理鳥獣捕獲等事業を実施する場合は、夜間銃猟に係る認定基準を満たす認定鳥獣捕獲等事業者に委託しなければなりません。

 さらに、令和7年9月1日に施行された「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律の一部を改正する法律(令和7年法律第28号)」においては、人の日常生活圏にクマ・イノシシが出没した際、安全確保等の条件の下で、市町村が委託した者による銃猟を可能とする緊急銃猟制度が新たに設けられました。
 これにより、夜間に緊急銃猟を実施する場合は、夜間銃猟に係る認定基準を満たす個人に委託することが可能となりました。

 夜間銃猟に係る認定基準の一つとして、事業管理責任者及び夜間銃猟をする捕獲従事者は、「夜間銃猟安全管理講習」を修了することが義務付けられています。さらに、夜間銃猟をする捕獲従事者は、「夜間銃猟をする際の安全確保に関する技能の要件」(射撃技術、捕獲実績、人格識見に関するもの)を満たす必要があります。このため、環境省では、「夜間銃猟安全管理講習会」を開催するとともに、併せて、「夜間銃猟をする際の安全確保に関する技能要件」のうち、射撃技能の確認を行います。

 また、平成27年度~令和7年度に環境省が開催した夜間銃猟安全管理講習会内で行った射撃技能の確認において、基準に達しなかった受講者のうち、希望者を対象に射撃技能の再確認を行います。

2.対象者

 ①夜間銃猟安全管理講習会及び射撃技能の確認
 原則として、認定鳥獣捕獲等事業者のうち、夜間銃猟に係る認定を受ける意向がある法人の事業管理責任者又は夜間銃猟に従事する捕獲者、緊急銃猟に従事する者として市町村長から推薦を受けた者。
 ②射撃技能の再確認
 平成27年度~令和7年度に環境省が開催した夜間銃猟安全管理講習会を受講し、射撃技能の確認において、基準に達しなかった受講者のうち、射撃技能の再確認を希望する者。

 ※1法人あたりの申し込みは、原則として事業管理責任者1名、捕獲従事者2名、合計3名までとさせていただきます。
 ※申し込み多数の場合は、地域のバランスや捕獲の実績、実施の可能性等を考慮の上、受講者を選定させていただきます。
 ※会場の都合上、原則として、聴講・見学のみの参加はできません。

3.開催日程、開催地及び会場

 ①夜間銃猟安全管理講習会
 【講義】
   日  時: 令和7年10月27日(月)13:00~16:00
   場  所: オンラインで開催
 【実習・射撃技能の確認】
  〇北海道会場
   日  時: 令和7年11月1日(土)14:00~19:45、令和7年11月27日(日)10:00~12:20
   場  所: 帯広綜合射撃場(北海道河西郡芽室町平和西14線22)
  〇東海会場
   日  時: 令和7年11月27日(金)14:15~19:55、令和7年11月28日(日)10:00~12:20
   場  所: 富士国際岩本山射撃場(静岡県富士市岩本1601-2)
  ○関西会場
   日  時: 令和7年12月10日(水)10:00~20:05、令和7年12月11日(木)10:00~12:20
   場  所: 京北綜合射撃場(京都府京都市右京区京北下町山作り1-2)
 
 ②射撃技能の再確認
  〇北海道会場
   日  時: 令和7年11月23日(日)10:00~
   場  所: 帯広綜合射撃場(北海道河西郡芽室町平和西14線22)
  ○関東会場
   日  時: 令和7年12月18日(木)10:00~
   場  所: 富士国際岩本山射撃場(静岡県富士市岩本1601-2)
  ○関西会場
   日  時: 令和7年12月26日(金)10:00~
   場  所: 京北綜合射撃場(京都府京都市右京区京北下町山作り1-2)

 ※夜間銃猟安全管理講習会・射撃技能の確認と射撃技能の再確認の申込期間が異なりますのでご注意下さい。

4.参加申し込み方法

 認定鳥獣捕獲等事業者にご所属の方は、事業者(法人)ごとに、緊急銃猟に従事する捕獲者の方は、推薦を受ける市町村を通して、電子メールで5の事務局まで申込みをお願いします。詳細は募集要項及び参加申込書のとおりです。

5.講習会事務局連絡先

 夜間銃猟安全管理講習会事務局(一般財団法人自然環境研究センター内)
 TEL:080-2342-5454 
 E-mail:yakanjuryo2025@jwrc.or.jp
 電話によるお問い合わせは、平日の10:00から17:00までにお願いします。

  

【添付資料】

このページの先頭へ