会議の成果

コタキナバル宣言

　会議の成果として、各ＷＧ等での議論を踏まえた、「コタキナバル宣言」が最終日の閉会式で取りまとめられました。
　宣言には、各ＷＧ等からの報告が盛り込まれたほか、「自然と人のための行動」として、次のような点が掲げられています。

• 次期生物多様性世界枠組みが採択される予定の生物多様性条約第15回締約国会議や気候変動枠組み条約締約国会議に対して会議から強力なメッセージを送る。
• 今回の会議からの重要なメッセージを、今後開催される、第１回アフリカ保護地域会議や第7回ASEAN世界遺産公園会議、第5回国際海洋保護地域会議、そして次回世界国立公園会議へ発信する。
• アジア保護地域パートナーシップ（APAP）のさらなる発展と成長を支持し、定期的なアジア国立公園会議の開催を促す。
• IUCNと世界保護地域委員会（WCPA）、その他の地域または準地域の機関に取組支援を要請する。

・コタキナバル宣言（英文）（PDF: 518KB）

 

アピ・アピ宣言

　先住民・地域社会セッションでは、先住民族や地域社会の関与なしに、先住民族のガバナンスや慣習的な管理システムを認めずに、そしてFPIC (Free, Prior and Informed Consent)に基づく同意なしに、保護地域を指定することに対してモラトリアムを要請する「アピ・アピ宣言」が採択されました。

アピ・アピ宣言（英文）（PDF: 113KB）

 

NbSガイドブック

　第2回アジア国立公園会議において日本は、WG１／自然を活用した解決策（Nature based Solutions : NbS）を主導しました。
　NbSについて国立公園等の保護地域関係者の理解を深めるため、ＷＧの議長を務めた大正大学古田教授とともにNbSガイドブックを作成し、会議での議論も踏まえ、保護地域関係者のためのNbSガイドブック（NATURE-BASED SOLUTIONS AND PROTECTED AND CONSERVED AREAS; An introduction for protected and conserved area practitioners）としてとりまとめました。

NbSガイドブック（英文）（PDF: 4.28MB）

 

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