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環境リスクの評価
有害性の高い化学物質の環境残留状況の監視等のため、環境モニタリング等を計画的に進める。
「環境ホルモン戦略計画SPEED'98」に基づき、45物質以上について、平成16年度までに内分泌かく乱作用についてのリスク評価を行うとともに、OECDの試験法の開発に協力する。
PRTR法対象物質などのうち、平成13年度から平成16年度までに220物質を目標として基礎情報を収集し、リスク評価を進める。 |
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環境リスクの管理
ダイオキシン類について排出総量を平成14年度までに平成9年比約9割を削減する。また、WHOの耐用一日摂取量(TDI)の再検討等に貢献する。
農薬による環境リスクの適切な評価と管理を推進する。
化学物質審査規制法に基づき、新規化学物質の審査を行うとともに、既存化学物質の点検も計画的に進める。また、現行の審査・規制体系について、生態系保全等の観点から見直しの検討を進める。 |
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リスクコミュニケーションの推進
平成14年度後半にPRTRデータの第1回の集計・公表を行うとともに、環境リスクの理解に有用な情報を提供する。また、リスクコミュニケーションの担い手となる人材の育成と活用を図る。 |
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国際協調による取組の推進
残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約(POPs条約)について、国内体制を整え、早期締結を目指す。
OECDなどが進める化学物質対策に積極的に参画するとともに、アジア・太平洋地域における国際協力の強化を図る。 |