日本は先進国でも有数の豊かな自然に恵まれた国。
日常から一歩足を伸ばすと出会える自然とのつながりを感じられる場所をご紹介します。

東京都内とは思えないほど豊かな自然が広がる奥多摩エリア。ここを拠点に五感を使ったセラピープログラムを提供しているのが「森の演出家協会」です。鳥のさえずりに耳を傾けたり、季節の花の香りを楽しんだり、道端の野草を味わったり……。あなたも五感をフルに活用しながら、自然が持つ“癒やしのパワー”を体感してみませんか?

DATA|森の演出家協会
HP → http://mori-kyoukai.com/index.html
Facebook → https://www.facebook.com/pg/FORESTdirector/posts/
今回の体験場所
土屋さんが教える! オススメ体験
花の香りを楽しむ際は香りが漂ってくる風下に立ち、匂いに意識を集中することが大切。嗅ごうと強く意識することで、微かな匂いも認識できるようになる。
ロウバイの爽やかな香りには、気持ちを落ちつけたりする効果があるといわれている。
森の演出家協会では
国産大豆と麹と塩がみその材料。5時間じっくり煮込んだ大豆はそのまま食べても美味!
春の奥多摩には、フキノトウやノビル、ヨモギ、クレソンなど食べられる野草がいっぱい。眼で観察するだけでなく、実際に味わってみることで自然の生命力がより実感できる。
ノビルとスイセン(毒草)など、姿形が類似したものもあるので独断で食べないよう要注意!
植物の目線で苔を観察してみよう
住宅街のブロック塀や石垣に生えた苔は、冬の間は色が薄くなって枯れたように見えますが、春になると息を吹き返し、緑の絨毯を敷き詰めたような美しい姿を見せてくれます。ぐっと近づいて苔を目近で観察してみるのもオススメです。まるでミクロの森のような生命力溢れる風景が、そこには広がっています。
写真/石原敦志