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今月のキーワード リチウム蓄電池

リチウム蓄電池

ポイント!

小型で軽量という特徴から、今やさまざまな製品に使用されているリチウム蓄電池ですが、捨て方を間違えるとごみ収集車やごみ処理施設などでの火災事故につながってしまいます。公募によって選ばれたイメージキャラクター「リチウム蓄電池の疾走」「たぬも」「便利で危険なLiBOT」と正しい捨て方を一緒に学んでいきましょう。

リチウム蓄電池は、小型で軽量、エネルギー効率が高く、経済性に優れていることから、モバイルバッテリー、加熱式たばこ、コードレス掃除機、スマートフォンをはじめとするさまざまな身の回りの製品に使用され、今の私たちの生活を支えています。
便利な一方で、強い圧力や衝撃が加わると発火する可能性も。誤った分別区分で廃棄されたリチウム蓄電池がごみ収集車やごみ処理施設の破砕機等で衝撃が加わった際に出火し、火災事故となった例が報告されています。こういった、リチウム蓄電池が原因となったごみ収集車やごみ処理施設での火災等は、令和2年度で12,765件※も発生しています。

※出典:リチウム蓄電池等処理困難物対策集(令和4年度版)P.33
https://www.env.go.jp/content/000124904.pdf

廃棄物処理施設での発火事故

廃棄物処理施設での発火事故
写真提供:新潟市

リチウム蓄電池はお住まいの地域によって捨て方が異なるので、必ず自治体のHPやごみ分別冊子などを確認して、自治体のごみ捨てルールに従って捨ててください。インターネットでも、「自治体名 リチウム蓄電池 捨て方」で検索してみてくださいね。

環境省では、廃棄時における火災の危険性を国民の皆さんに広く知ってもらうため、火災事故防止をイメージしたキャラクターをコンクールで募集。真弓香菜さん、鈴木瑛里子さん、アートファクトリー玄株式会社さんがそれぞれ考案した「リチウム蓄電池の疾走」「たぬも」「便利で危険なLiBOT」が選ばれました。選ばれたキャラクターを起用したポスターを作成し、自治体への配布を予定しています。

「リチウム蓄電池の疾走」「たぬも」「便利で危険なLiBOT」
ポスター

お笑い芸人のマシンガンズ滝沢さんを起用した啓発動画も作成しました。この動画では、身近にあるリチウム蓄電池が使用されている製品例や実際の火災事故の様子などを交えて、正しい捨て方について解説しています。環境省HPにて公開予定ですので、ぜひご覧ください。

環境省「リチウム蓄電池関係」
https://www.env.go.jp/recycle/waste/lithium_1/index.html

お笑い芸人のマシンガンズ滝沢さんを起用した啓発動画

「川崎フロンターレ」「京都サンガF.C.」の協力のもと、公式戦の開催地である等々力陸上競技場とサンガスタジアム by KYOCERAにてモバイルバッテリー回収キャンペーンを実施しました。当日は、環境省ブースでのモバイルバッテリーの回収、パネルの展示などに加えて、入場ゲートでの啓発チラシの配布や大型ビジョンでの選手を起用した啓発動画の放映を行いました。ブースでは、回収に協力いただいた方に、オリジナルデザインのフェイスタオルやノートをプレゼントしました。

川崎フロンターレ

引用:11月12日(日)川崎フロンターレXの投稿より
https://x.com/frontale_staff/status/1723523119389036867?s=20
©Kawasaki Frontale

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