ecoアクション

地球の未来を守るためにできることってなんだろう。
地球の未来を守るために
できることってなんだろう。
興味はあるけれど、何から始めたらいい?
楽しく簡単で、毎日の暮らしがちょっと豊かになる。
楽しく簡単で、毎日の暮らしが
ちょっと豊かになる。
明日からできる、地球にやさしいアクションを紹介します。 明日からできる、地球にやさしい
アクションを紹介します。

今月のアクション

環境に配慮した
製品選びに
「環境ラベル」を
活用しましょう

環境に配慮した製品選びに「環境ラベル」を活用しましょう

限りある資源を活用し、次の世代に引き継ぐためには、一人一人が生活の中で環境負荷を減らす心がけが大切です。日々の買い物でも、価格や品質、利便性だけでなく、環境への負担が少ない製品やサービスを選びましょう。そんなとき、目印となるのが「環境ラベル」です。

環境ラベルとは?

買い物のポイント

製品やサービスがどのように環境負荷の低減に資するかを示すマークや目印で、製品や包装に付けられています。“ラベル”と聞くとマークをイメージするかもしれませんが、文言やデータなどさまざまな形が存在します。
有名なものでは「エコマーク」があり、これはドイツの「ブルーエンジェル」、北欧の「ノルディックスワン」などのように、第三者機関が定めた基準に沿って認証する、信頼できる環境ラベルです。
また、製品やサービスの環境負荷をLCA(*1)の定量データで示す、「CFPプログラム」や「エコリーフ」などの環境ラベル、地方自治体が選定する環境ラベルなど、さまざまなラベルが存在します。

*1 Life Cycle Assessmentの略。製品やサービスに必要な資源の採取、製品の使用、廃棄等まで、全てのライフサイクルで排出されるCO2の総量を数値化し、定量的に評価する手法。

代表的な環境ラベルを
紹介します。

エコマーク
エコマーク

製品のライフサイクル(資源採取、製造、流通、使用・消費、廃棄、リユース・リサイクル)全体を通して環境負荷が少なく、環境保全に役立つと認められた商品やサービスに付けられる。
認定商品は日用品、食品、飲料容器や包装、キッズ用品、文具、家電、OA機器、インテリア、建築資材、衣類、スポーツ用品、サービス(ホテル、スーパーマーケット、自動車保険 ほか)など多岐にわたり、その数5万2千以上(2023年9月現在)。

CFPプログラム
CFPプログラム

製品の原材料調達から・製造・使用・廃棄リサイクルまでを通じて排出される温室効果ガスの排出量を、CO2 に換算して開示している製品(食品、生活用品、オフィス関連用品、建築資材 ほか)に付けられる。

エコリーフ
エコリーフ

製品の原材料調達から・製造・使用・廃棄リサイクルまでを通じて排出される、多領域に渡る環境負荷を開示している製品(生活用品、家電、建築資材 ほか)に付けられる。

バイオマスマーク
バイオマスマーク

生物由来の資源(バイオマス)を利用し、品質や安全性が規格に適合している製品(日用品、物流・包装用品、インキ、粘着剤 ほか)に付けられる。

カーボン・オフセット
認証マーク
カーボン・オフセット認証マーク

カーボン・オフセットとは、製品・サービスの提供などに伴い排出される二酸化炭素について、排出量をできるだけ減らすよう努力したうえで、それでも出てしまう分を、他の場所で削減・吸収したり、投資(クレジット等の購入)を行って埋め合わること。削減活動には、森林を管理・育成したり、再生可能エネルギーの利活用などが挙げられ、認証マークは、その取り組みが第三者認証基準を満たした製品などに付けられる。

エコプレミアムマーク
(北九州市)
エコプレミアムマーク(北九州市)

市内で生産される、環境負荷低減に寄与する製品やサービスを、「北九州エコプレミアム」として選定。省資源化製品、長寿命化製品、易メンテナンス製品、メンテナンス・リユースなどのエコサービスなどが挙げられ、選定されると北九州市がPRを支援する。

ライフサイクルを通して
環境負荷が少ない
製品やサービスを選ぶために。

環境ラベルを
探してみましょう!

環境省が公開する「環境ラベル等データベース」では、マークや品目別に環境ラベルを検索でき、製品選びに役立ちます。買い物の際に活用してみてください。
https://www.env.go.jp/policy/hozen/green/ecolabel/touroku.html

One More Action!

環境負荷の少ない製品を選ぶ「グリーン購入」の心がけ。
環境負荷の少ない製品を選ぶ
「グリーン購入」の心がけ。

環境負荷が少ない製品やサービスを優先して購入することを「グリーン購入」と呼びます。日本では、1989年にエコマークがスタートしたことがきっかけの一つとなり、徐々にグリーン購入の取り組みが広がっていきました。2001年にはグリーン購入法(国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律)が施行され、国等の機関は率先して、環境負荷が少ない製品やサービスの調達を推進しています。
エコマークの付いた製品は、原則としてグリーン購入法に適合した製品です。買い物の際に積極的に選択することで、グリーン購入、ひいては地球環境の保全に貢献することができます。

イラスト/イズミタカヒト

CATEGORY