| 事業者名 | 株式会社エフケイ |
|---|---|
| 事業所所在地 | 京都府 |
| 従前設備 | R-22冷媒式ブラインクーラーユニット スクリュー式圧縮機 (稼働年数25年) 4台 |
| 導入設備 | アンモニア冷媒式省エネ型ブラインクーラーユニット レシプロ式圧縮機 4台 |
| 補助申請の種別 | 製氷業(食用氷の製造) |
| 補助金額 | 56,500,000円 (補助率:1/3) |
| 導入設備能力 | 約1,310Kw |
| 補助申請の種別 | 製氷業(食用氷の製造) |
|---|---|
| 補助金額 | 56,500,000円 (補助率:1/3) |
| 導入設備能力 | 約1,310Kw |
「このままフロンを使い続けるわけにはいかない」と感じた理由は、フロン規制による代替品の選択が困難になったことでした。
京都の古い工場でフロン冷媒を使っておりましたが、約30年前に作った設備が規制対象になる時期を迎え、環境への配慮も大切ですし、フロンが漏れた場合のリスクも心配でした。一方で、更新時には大きな投資が必要になってしまいます。導入コストや工場の稼働を止める期間など、経営負担は大きな課題に感じていました。これには補助金が大きな力になってくれました。
新たに導入するならば、環境に優しい自然冷媒がよいだろうと考えました。2010年当時の話になりますが、CO₂冷媒も小型タイプは出始めていたのですが、弊社の設備に対応するような大型タイプの製品は、まだほとんどありませんでした。
そこで、オゾン破壊係数・地球温暖化係数が0であり、使用実績もあり冷媒としての効率が高いことも分かっていたアンモニア冷媒を選択しました。そこから弊社の工場設備をリニューアルする際は、冷媒をアンモニアに切り替える形で進めています。
フロンの設備からアンモニアに切り替えるためには、工場を一定期間止める必要があります。特に弊社は夏場に需要が集中するビジネスなので、稼働停止がなるべく影響を与えないよう、閑散期となる冬場に工事期間を設けました。その間、約5ヶ月ほど工場を止める必要がありましたが、同じ製品を作れる別拠点で代替生産を行ったり、近隣の冷凍倉庫を借りたりして在庫をストックすることで、最小限の必要在庫で調整することができました。
また、アンモニアには毒性があるため、取り扱いには注意が必要です。まず、万が一の時のために、スクラバーというアンモニアを吸い上げて中和する装置を導入しております。また、従業員への安全教育にも力を入れており、異臭がした際の初動対応や防護服の装着など、きちんと練習して備えています。
アンモニア冷凍機を導入してみると、まず電力使用量が下がりました。10〜12%ほど省エネ効果があったと実感していますし、馬力や効率も高まったことで、生産ラインの安定にもつながっています。
さらに、取引先の大手コンビニエンスストアはサプライチェーン全体の環境負荷を重視していますから、自然冷媒を使っているという点は企業イメージの面でもプラスになりました。もちろん、リスクをきちんと認識し、安全面に配慮した運用が必要ですが、導入前に抱いていた不安は今ではほぼ解消されています。総合的に見て、自然冷媒への切り替えは良い選択だったと確信しています。
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