Interview 05 30年ぶりの 設備刷新で実現した 環境配慮と省エネ化

代表取締役 谷脇 哲哉様
佐藤水産株式会社
代表取締役社長 巌 整様
北海道

事業概要

事業者名 佐藤水産株式会社
事業所所在地 北海道
従前設備 R-22 一部R-404A(稼働年数15年)
導入設備 CO2冷媒 冷凍機5台、ショーケース28台
補助申請の種別 食品小売店舗(水産加工品)
補助金額 22,200,000円(補助率:1/3)
導入設備能力 約64kw
補助申請の種別 食品小売店舗(水産加工品)
補助金額 22,200,000円(補助率:1/3)
導入設備能力 約64kw

設備の老朽化と
環境負荷

フロン機器から自然冷媒機器の入れ替えを考えはじめたきっかけは、30年近く使用した冷凍・冷蔵ケースの故障頻度が増えたためでした。

メーカーや施工業者から情報を集め始めると、ショーケースから漏れ出てしまう代替フロンが地球温暖化に大きな影響を与えることが分かったため、一気に機器の切り替えに踏み切りました。

事業所近くにある石狩川ではサケの遡上時期がこの10年で半月から1ヶ月ほど遅れるようになっており、温暖化の影響は身を持って感じています。この自然環境を守っていく立場として、できる限り環境負荷を抑えたいという創業以来の強い思いがありました。

工場写真

設備導入の
経営判断

自然冷媒機器は一般的に初期投資が従来のフロン機器と比較し1.5~2倍と高く、コスト面で大きな障壁を感じていました。加えて、これまで店舗ごとに特注のケースを使っていたため、「従来のイメージを損なわずに自然冷媒機器を導入できるか?」という不安がありました。

また当初は、実際にどれほど省エネ効果があるのか、導入メリットが社員やお客様に伝わるのかなど、現場での運用イメージもつかみきれていなかったのが正直なところです。

その中で自然冷媒機器の導入を実行できたのは補助金の活用ができたためです。補助金のおかげで、ランニングコストのメリットを考慮すれば、5年ほどで初期投資を回収できる見込みです。

社長近影

店舗リニューアルに向けた準備

店舗は開店から30年経っていたので、ほとんどの冷凍・冷蔵ケースを取り替える必要があり、その他の設備もかなり修理が必要な状態でした。そこで、この機会に内装も含めて施設自体を完全リニューアルすることを決断しました。3ヶ月ほど店舗を閉めて、その期間に一気に自然冷媒の冷凍・冷蔵ケースへ入れ替えました。

本来は2020年3月にリニューアルオープンの予定でしたが、同じタイミングで新型コロナウイルスが流行し始めました。感染防止のため、大々的な告知は取りやめ、4月後半にひっそりとスタートいたしました。

代表取締役社長 巌 整

自然冷媒導入の効果を実感

自然冷媒機器を導入した結果、電力使用量は従来比で約10%削減でき、想定していたコストメリットを実感できました。さらに数字には表れにくい効果として、「環境に優しい設備を導入している」という事実が、社員の環境意識を大きく高めるきっかけにもなりました。

お客様に自然冷媒機器導入の説明をする機会は少ないですが、社内では「サケをはじめ天然資源を扱う企業だからこそ、自然冷媒機器導入に積極的に取り組むべきだ」という共通認識が広がりました。新しく開店した店舗では約90%を自然冷媒の機器に置き換えられ、今後は全店舗へ段階的に導入する計画もあります。

初期投資こそ高額でしたが、補助金や省エネ効果を含めて総合的に考えると、十分に投資価値があると確信しています。今後も「天然の魚を大切にするだけでなく、環境を守る企業でありたい」という思いを原動力に、自然冷媒機器のさらなる活用や社員教育、環境モニタリングにも力を入れていくつもりです。

社長近影
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導入スケジュール

2019年5月
改装図面の確定
2019年7月
補助金申請
2020年1月~2月
店舗改装工事
2020年2月
工事完了報告書を提出

お問い合わせ

ご相談・ご質問がございましたら、下記までお問い合わせください。

補助金に関するお問い合わせ

一般財団法人 日本冷媒・環境保全機構
東京都港区芝公園3-5-8 機械振興会館 406-2
TEL:03-5733-5311 FAX:03-5733-5312

自然冷媒に関するお問い合わせ

環境省 地球環境局地球温暖化対策課 フロン対策室
東京都千代田区霞が関1-2-2 中央合同庁舎5号館
TEL
0570-028-341
0570-028-341