- 14:00 - 15:15
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産業及び金融分野における削減貢献量の標準化に向けて
- 主催者
- 経済産業省
- 共催者
- 持続可能な開発のための世界経済人会議(WBCSD)
- 内容
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概要
2023年および2024年のG7気候・エネルギー・環境大臣コミュニケ及びG7産業脱炭素化アジェンダ(IDA)の結論において「削減貢献量」という概念の価値が認識され、削減貢献量を測定するための国際標準の構築が推奨された。COP 29では、(i) 標準化された評価のフレームワークの開発進捗とトランジション・ファイナンスのメカニズムとの関連性を示すこと、(ii) 産業界・政策立案者・金融機関からのさらなるコミットメントを得て、その適用に貢献すること、(iii) 実用性と信頼性を確保し今後の道筋を示すために、世界的にリードする標準機関と実務者との間の交流と調整を強化することを目指す。このセッションでは、日本の経済産業省・日本GXリーグ及びWBCSDの取組を紹介し、脱炭素ソリューションの展開を加速するための信頼できるメカニズムを構築し、資金を動員する方法に焦点を当てる。また、ISOやGHGプロトコルなどの標準機関からの進捗状況と展望についても取り上げる。
プログラム
開会挨拶
- 田尻 貴裕|経済産業省 大臣官房審議官(GXグループ)
キーノート
- Dominic Waughray|Executive Vice President, WBCSD
- Mardi McBrien|Chief of Strategic Affairs & Capacity Building, ISSB
プレゼンテーション
- Marvin Henry|Lead Avoided Emissions, WBCSD
- 森下 修|みずほ証券サステナビリティ推進部長
- 高橋 宏武|味の素サステナビリティ推進部 マネージャー
パネルディスカッション
- Angelica Afanador|Executive Director, PCAF
- Ovais Sarmad|Steer Committee Vice-Chair, GHG Protocol
- Benoit Desforges|ISO/TC207/SC 7 Chair, ISO
- 上原 宏敏|パナソニックオペレーショナルエクセレンス CS担当 執行役員
- Alexander Nick|Senior Director, WBCSD
閉会挨拶
- 前田 洋志|経済産業省地球環境対策室長
- セッション
サマリー -
基調講演では、WBCSDのドミニク・ウォーレイ氏が、イノベーションを促進にはインターベンションベースのインパクト会計が必要である述べ、ISSBのマルディ・マクブライアン氏が、サステナビリティ基準の調和の重要性を強調した。 続いてケーススタディの発表ではWBCSDがガイダンスの改訂に向けたオープンコンサルテーションの開始を発表し、みずほ証券と味の素が、サステナブルファイナンスや農業における削減貢献量の事例を発表した。パネルディスカッションでは、信頼性と透明性、相互運用性、ステークホルダーの関与、イノベーションを支えるための基準の役割などのテーマが取り上げられた。
集合写真 キーノートスピーチ オープンコンサルテーションの発表 パネルディスカッション