当日の模様

第17回 日中韓三カ国環境大臣会合

 TEMM17は、2015年4月29日(水)、30日(木)に開催されました。TEMM17に先立ち、28、29日の二日間にわたり日中韓環境ビジネス円卓会議が開催。
29日には、ユースフォーラム、日中、日韓の二国間 会談が行われました。最終日の30日は、TEMM本会合が開催され、引き続き環境協力功労者表彰、共同コミュ ニ ケ署名式・共同記者会見が開催されました。



左から望月大臣(日)・陳部長(中)・尹長官(韓)

 

4月28日(火)、29日(水)

日中韓環境ビジネス円卓会議

円卓会議の様子


 三カ国の産業界の代表の間で、「環境技術・産業に関する交流・協力の強化、地域のグリーン経済の発展・転換の推進」をテーマに討議が行われ、大臣会合において結果が報告されました。

4月29日(水)

ユースフォーラム

ユースフォーラムワークショップの様子


 三カ国のユース代表の間で、「自然との関係の樹立」をテーマに発表及び意見交換が行われ、大臣会合において結果が報告されました。

日中会談

日中会談の様子

 望月環境大臣から、大気汚染、海洋ごみ、水俣条約・化学物質管理における両国の更なる連携の必要性の認識が示されました。 陳吉寧(チン・キツネイ)環境保護部部長から、水質汚染防治、グリーン・サプライチェーン、非政府交流と環境技術の提供など、日中の環境保護における更なる協力についての認識が示されました。

日韓会談

日韓会談の様子

 尹成奎(ユン・ソンギュ)環境部長官からは、大気汚染、気候変動、生物多様性保全などの環境分野で緊密な連携をとっていきたいとの認識が示されました。
望月環境大臣から、大気汚染問題、海洋ごみ、気候変動についての協力を依頼すると共に、水俣条約の韓国の進展に期待を表明しました。

4月30日(木)

TEMM本会合
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発表する望月大臣

 会合では、中国の陳部長が議長を務め、三カ国の国内環境政策の進捗状況の紹介、過去5年間の行動計画のレビューを行い、その上で、今後五年間の三カ国協力の行動計画を採択しました。

環境協力功労者表彰式

表彰式の様子

表彰者の阿部氏(左)と望月大臣(右)

 日中韓の環境協力に貢献のあった功労者を三大臣が表彰しました。
日本からは、立教大学社会学部・大学院異文化コミュニケーション研究科教授阿部治氏が、30年以上にわたる環境教育及び持続可能な開発のための教育への取組み、及び日中韓環境教育ネットワークの創設に関わり以降17年に渡る継続的な取組みの功労で表彰されました。中国 からは、元環境保護部宣伝教育センター主任焦志延(ジャオ・ジーユエン)氏が、環境教育及び環境啓蒙における全国的なネットワークの確立と推進の功労で表彰されました。韓国からは、国立環境研究所チュウジャンミ氏が、8年以上にわたる黄砂問題の共同作業部会及び三カ国による北東アジアの環境管理の共同研究への取組みの功労で表彰されました。

共同コミュニケ署名式

署名する三大臣

三大臣による署名が行われました。

第17回 日中韓三カ国環境大臣会合(TEMM)会合等日程表

4月28日(火)
  • 三カ国環境ビジネス円卓会議
4月29日(水)
  • 三カ国環境ビジネス円卓会議
  • ユースフォーラム
  • 日韓環境大臣会談
  • 日中環境大臣会談
  • 歓迎レセプション
4月30日(木)
  • TEMM本会合
  • 昼食会
  • 視察