
環境分野への協力は日中間の重要な課題であり、環境省ではこれまでも中国に対し環境分野で重点的な協力を行ってきました。日本からの協力により中国国内の大気汚染や水質汚濁の改善などの成果も上がってきています。一方で近年、中国は目覚ましい経済成長と社会環境の大きな変化を遂げつつあり、都市の廃棄物問題や地球温暖化問題など、環境問題に関する新たな状況も生じてきています。そこで、現在の中国の経済社会状況に関する情報を収集・分析し、また、これまでの日中の環境協力の成果についても概括した上で、こうした新たな問題への対応も視野において、日中関係の新たな展開をにらんだ、今後の日中の環境協力のあり方を検討するために、平成1
7年10月に「持続可能な社会の構築に向けた日中環境協力のあり方検討会」を請負先の(社)海外環境協力センター(OECC)に設置しました。
環境分野の専門家に加えて、エネルギーや国際関係の専門家も交えた検討会が平成18年7月までに計6回開催され、下記の報告書がとりまとめられました。