分類 1-(3)-1

 

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協力事業名
トキ生息環境保護協力
事業の概要
中国におけるトキの生息環境の保護を積極的に実施するとともに、将来わが国においてトキを野外に復帰させることも考慮しつつ、飼育下で生まれた個体の野生復帰技術を確立し、併せて中国における野生個体数の増加を図ることによって、種の絶滅を回避することを目的としている。1998年11月には江沢民国家主席の来日に際して2羽のトキ(友友(ヨウヨウ)・洋洋(ヤンヤン))の贈呈が表明され、99年5月にはそのペアにより1羽のヒナ(優優(ユウユウ):雄)が誕生した。また、2000年10月の朱鎔基総理の来日時には、優優のパートナーとして美美(メイメイ:雌)が中国側より供与されるとともに、今後日中両国が協力して「日中共同トキ保護計画」の策定を進めていくことが合意された。
事業形成の経緯
トキは世界でも最も絶滅のおそれの高い鳥類の1種であり、日中両国にのみ生存することから、トキを絶滅の危機から救うことは両国が共同で取り組むべき課題との共通認識のもとに、従来から実施されていた飼育下繁殖のための個体の貸借、生息状況調査や生息環境の保全・管理手法の検討などのトキ保護のための共同事業を継続、発展させることとした。
日本側担当組織

(主担当組織)

環境省自然環境局野生生物課

(主要担当者名)

(関係する政府機関)

佐渡トキ保護センター、外務省中国課

中国側担当組織

(主担当組織)

国家林業局(野生動植物保護司・国際合作司)

(主要担当者名)

(関係する政府機関)

 

日中以外の
国の関与
なし

主な対象地域

(現地受け皿組織)

(地域)陝西省

(組織)陝西省林業庁、陝西トキ救護飼養センター

財源
 
財政規模
これまでの成果
1)トキの生息状況・生息環境調査の実施(1995〜2000年度)2)生息環境の保護、餌場の整備(1998〜2000年度)3)野生復帰の試験的実施(1999〜2000年度)
※2000年夏時点で中国のトキは野生約120羽、飼育約120羽に増加
今後の展望
人工飼育下で増えたトキの野生復帰に向けた調査研究を支援する。
開始時期
1995年度
終了時期
 

備考
(参考資料等)

 
記入者
及び連絡先
(組織/部署)環境省自然環境局野生生物課 (氏名)
(住所)〒100-8975 東京都千代田区霞が関1-2-2
(Tel) 03-3581-3351(代) (E-mail)
(Fax) (URL) http://www.env.go.jp/