2024年度 WEBアンケート調査結果
2024年度 放射線健康影響のリスク認知に係るWEBアンケート調査結果
(2025年3月実施)(抜粋)
調査方針
次年度の福島県外への情報発信方策検討の参考情報とするため、福島県内外における放射線健康影響に関するリスク認知や福島県に対する認識等を尋ねるWEBアンケート調査を実施し、全国の20歳~69歳の男女6,000サンプルを回収した。また今年度は、提示物(絵本)の対象年齢として設定した15~18歳の男女について、提示物ありのみ1グループ(356サンプル)を回収した。
福島県との距離と福島第一原発事故における放射線健康影響のリスク認知等の関係を分析するため、全国8地方区分に加え、特に関心が高いと思われる福島県、人口の多い東京都を設定し、以下10ブロックについて各200サンプルを回収した。また、各ブロックにおいては性年代別(年代5歳刻み・10区分(20代~60代)×性別2区分(男女))に20サンプルずつを回収した。
- 北海道
- 東北地方(福島県を除く):青森県、岩手県、秋田県、宮城県、山形県
- 福島県
- 関東地方(東京都を除く):茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、神奈川県
- 東京都
- 中部地方 :山梨県、長野県、新潟県、富山県、石川県、福井県、静岡県、愛知県、岐阜県
- 近畿地方 :三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県
- 中国地方 :鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県
- 四国 :香川県、愛媛県、徳島県、高知県
- 九州・沖縄:福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県
提示物
下記の提示を行った上で質問に回答いただき、総回収6,000サンプルの中から、回答齟齬があるサンプルを取り除き、提示物あり/なしの2グループ(1グループあたり2,000サンプル)で合計4,000サンプルを抽出した。
15~18歳については、提示物あり1グループ(合計356サンプル)のみ実施した。
提示なし
15~18歳については、提示物あり1グループのみ実施。
調査結果概要

- 質問
- 東京電力福島第一原発事故の被災地における、次世代以降の人(将来生まれてくる子や孫など)への健康影響について、あなたはどのように思いますか。
【自身の意識】
■『提示あり』はグループ全体で“可能性は低い”計が60.4%、“可能性は高い”計が39.6%。
“可能性は高い”計では、福島県居住者で低い。
■『提示なし』はグループ全体で“可能性は低い”計が61.7%、“可能性は高い”計が38.3%。
“可能性は高い”計では、福島県居住者で低い。
■“可能性は低い”計が『提示あり』はグループ全体で60.4%、『提示なし』はグループ全体で61.7%と20~69歳では、『提示なし』が高い。

【15~18歳・自身の意識】
■15~18歳では、“可能性は低い”計が『提示あり』はグループ全体で73.0%。
20~69歳の『提示あり』(グループ全体で60.4%全体)を12.6ポイント上回った。
