Q&A(平成29年度版、HTML形式)
第7章 環境モニタリング
QA7-16 海のモニタリングの実施状況はどうなっているのですか。
- ①海のモニタリングについては、モニタリング総合調整会議において決定された「総合モニタリング計画」及び「平成29年度海域モニタリングの進め方」に沿って、福島県沖、宮城県沖、茨城県沖等を対象に、海水、海底土、海洋生物に含まれる放射性物質の濃度を測定しています。
- ②海水では、放射性セシウムの測定値(平成29年1月~8月に採取)は、福島県沖において1リットル当たり1ベクレル(Bq/L)(飲料水の基準値は1リットル当たり10ベクレル(Bq/L))を下回る水準です。
- ③海底土は、放射性セシウムの測定値(平成29年1月~8月に採取)が、福島県沖において1キログラム当たり1,000ベクレル(Bq/kg)以下となっています。
- ④海洋生物の放射性セシウムの濃度は、生物の種類によって異なります。海を広く回遊するカツオ・マグロ類、サンマ等では、平成29年末までに基準値(1キログラム当たり100ベクレル(Bq/kg))を超える測定結果は得られていません。
- 統一的な基礎資料の関連項目
- 下巻 第7章 36ページ「海水と海底土の濃度」
- 下巻 第7章 37ページ「海水の放射能濃度の推移」
- 下巻 第7章 38ページ「海底土の放射能濃度の推移」
- 下巻 第8章 77ページ「魚種別の放射性セシウム濃度の傾向(1/2)」
- 下巻 第8章 78ページ「魚種別の放射性セシウム濃度の傾向(2/2)」
- 下巻 第8章 79ページ「水産物の検査結果の推移」
(参考資料)
原子力規制委員会 海洋モニタリング結果
http://radioactivity.nsr.go.jp/ja/list/428/list-1.html
①原子力規制委員会「総合モニタリング計画」、②水産庁「水産物の放射性物質調査の結果について」より作成
出典の公開日:①平成23年8月2日、②平成30年1月22日
本資料への収録日:平成29年3月31日
改訂日:平成30年2月28日