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11) テトラブロモビスフェノールA |
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テトラブロモビスフェノールAは平成15年度からモニタリング調査を開始したが、昭和52、62、63、平成12年度に環境調査で水質、底質及び水生生物(魚類)を調査している(水生生物は昭和52年度は未実施)。 |
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底質は、昭和62年度の調査では22地点中6地点、66検体中14検体、検出範囲 2~150 ng/g-dry、昭和63年度は34地点中9地点、130検体中20検体、検出範囲 2~108 ng/g-dryの検出状況であった。平成12年度の環境調査結果と平成15年度のモニタリング調査では全地点不検出であったが、検出下限値が昭和62、63年度は 2 ng/g-dry、平成12、15年度は 5.5 ng/g-dry(平成15年度の定量下限値は 18 ng/g-dry)であり、3地点を除いては平成12、15年度の検出下限値を下回る検出値であることから、全国的な残留状況の変化は判断できない。 |
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なお、昭和62、63年度調査では特異的な高濃度を示していた1地点(43~150 ng/g-dry。平成12年度は調査対象外)も平成15年度のモニタリング調査では不検出であった。 |
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テトラブロモビスフェノールA |
実施
年度 |
幾何
平均値 |
中央値 |
最大値 |
最小値 |
定量[検出]
下限値 |
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検出頻度 |
検体 |
地点 |
底質
(ng/g-dry) |
12 |
nd |
nd |
nd |
nd |
[5.5] |
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0/27 |
0/9 |
15 |
nd |
nd |
nd |
nd |
18 [5.5] |
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0/186 |
0/62 |
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貝類は初めての調査であるが、6地点中3地点で検出されており、95%値では tr(0.074) ng/g-wetであった。 |
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魚類からは過去にテトラブロモビスフェノールAが検出されたことはなかったが、過去の検出下限値は 1~20 ng/g-wetであり、今回の最大値(0.15 ng/g-wet)よりも高く、残留状況の変化は判断できない。95%値では tr(0.056) ng/g-wetであった。 |
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鳥類は初めての調査であり、2地点10検体を測定したが、検出下限値未満であった。 |
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テトラブロモビスフェノールA |
実施
年度 |
幾何
平均値 |
中央値 |
最大値 |
最小値 |
定量[検出]
下限値 |
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検出頻度 |
検体 |
地点 |
貝類
(ng/g-wet) |
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15 |
nd |
nd |
0.16 |
nd |
0.090 [0.030] |
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12/30 |
3/6 |
魚類
(ng/g-wet) |
12 |
nd |
nd |
nd |
nd |
20 |
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0/27 |
0/9 |
15 |
nd |
nd |
0.15 |
nd |
0.090 [0.030] |
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10/70 |
5/14 |
鳥類
(ng/g-wet) |
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15 |
nd |
nd |
nd |
nd |
0.090 [0.030] |
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0/10 |
0/2 |
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現在の我が国の臭素化難燃剤の生産・使用状況を考慮し、今後も引き続き環境汚染対策を継続するとともに、環境汚染状況を監視していく必要がある。 |
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