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第3章 平成16年度モニタリング調査結果 |
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(1) 調査目的 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
「残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約」(平成16年5月17日発効。以下「POPs条約」)対象物質並びに同条約対象候補となる可能性のある物質、化学物質審査規制法第1、2種特定化学物質及び第2種監視化学物質のうち環境残留性が高く、環境基準等が設定されていない物質で、環境実態の経年的把握が必要な物質について経年調査(モニタリング)することを目的とする。 ※POPs(Persistent Organic Pollutants:残留性有機汚染物質) |
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(2) 調査対象物質及び調査地点 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
平成16年度のモニタリング調査は、平成16年度化学物質環境実態調査物質選定検討会において検討のうえ選定された物質・媒体の中から、次の11物質(群)延べ43物質(群)・媒体について調査を実施した。これらのうち、POPs条約の対象物質はPCB類、HCB、アルドリン、ディルドリン、エンドリン、DDT類、クロルデン類、ヘプタクロル類、トキサフェン類、マイレックスである。その他の対象物質は、HCH類、ヘキサブロモベンゼン及びジオクチルスズ化合物である。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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調査地点は図3-1~図3-4のとおりであり、水質は40地点(図3-1)、底質は63地点(図3-2)、生物(貝類・魚類・鳥類)は22地点(図3-3)、大気は37地点(図3-4)で実施した。また、調査対象物質は媒体別に全地点同一であった(水質・底質・生物:11物質(群)、大気:10物質(群))。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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(3) 評価方法 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
化学物質環境実態調査のあり方を見直し、平成14年度から調査体系を変更した。このため平成14年度には、調査対象物質、調査地点及び定量(検出)下限値について見直し前後の比較を行い、継続性を検討し、個別の物質について継続性の検討結果に基づき残留状況の推移を評価した。 モニタリング調査は長期に亘り実施されてきており、その間に調査地点、分析法、生物種等の変更が行われている。 そのため、調査開始当初と最近の調査結果をそのまま比較可能な値として扱うことは困難であるが、共通の調査地点、分析法の期間毎にみれば継続性をもって評価を行うことができると考えられる。 なお、HCB、ディルドリン、p,p'-DDT、p,p'-DDE、p,p'-DDD、trans-クロルデン、cis-クロルデン、trans-ノナクロル、cis-ノナクロル、オキシクロルデン、α-HCH、β-HCHの水質については、平成13年度以前に調査実績はあるものの、検出下限値が高い(10,000pg/L)ため検出率が低いということに留意が必要である。 |
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(4) 調査結果 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
平成16年度調査における検出状況の概要を表3-1、表3-2に示す。
次に、PCB類、HCB、ドリン類、DDT類、クロルデン類、ヘプタクロル類、トキサフェン類、マイレックス、HCH類について、水質、底質、生物及び大気の経年変化図を図3-5~図3-30に示す。 ただし、平成13年度以前のHCB、ディルドリン、p,p'-DDT、p,p'-DDE、p,p'-DDD、trans-クロルデン、cis-クロルデン、trans-ノナクロル、cis-ノナクロル、オキシクロルデン、α-HCH、β-HCHの水質については、検出下限値が平成14年度以降と比較して、1000倍以上高いことから、経年変化図は記載していない。
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(5) 調査結果に対する評価 へ |
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