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課題成果報告

RF-1008 エアロゾルの放射影響の定量化のための二次有機エアロゾルの光吸収特性に関する研究
研究代表者
所属名・氏名
中山 智喜
(名古屋大学太陽地球環境研究所)
実施期間(年度)H22~H23
大気エアロゾルによる太陽光の吸収や散乱が放射収支へ及ぼす影響の見積もりには、大きな不確定性が存在しています。近年、短波長可視から紫外領域において光吸収性を有する有機エアロゾル(ブラウンカーボン)の存在が指摘されています。しかし、特に、産業活動や植物から放出された揮発性有機化合物が大気酸化反応を経て粒子化し生成する二次有機エアロゾル(SOA)の光吸収特性に関しては、エアロゾル生成および光吸収測定の実験的な困難さから、定量的な研究がなされていません。そこで本研究では、レーザー分光法による新たな計測手法を用いて、1)室内実験により様々な条件下で生成するSOAの光学特性を詳細に調べること、2)実大気観測により有機エアロゾルの光吸収が大気放射に与える影響について定量的に評価することを目的としました。

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