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課題成果報告

D-0907 渡り鳥による希少鳥類に対する新興感染症リスク評価に関する研究
研究代表者
所属名・氏名
桑名 貴
(近畿大学先端技術総合研究所)
実施期間(年度)H21~H23
絶滅危惧鳥類への新興感染症による絶滅危機を予測・回避するために、侵入が危惧されているウエストナイル熱の感染経路を予測すると共に、絶滅危惧鳥類種への危険度を評価することを目的とします。本研究で開発する超小型GPS位置測定システムを用いて、ウエストナイル熱ウイルス(WNV)に対する抗体を持つ渡り鳥が極東ロシアのどの地域を帰巣地とするかをカモ類、シギ・チドリ類他で調査することによって、極東ロシア地域の中でWNVの常在汚染地点を特定します。また、WNVを媒介する吸血昆虫の極東ロシアでの発生時期と繁殖期が一致し、日本への飛来時期が日本の吸血昆虫発生時期と一致するシギ・チドリ類でのWNV感染状況を調査し、加えて細胞培養系を用いて絶滅危惧鳥類種の感染感受性評価手法を開発していきます。

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