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里なび
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保全活用に関する文献検索
- 文献名
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身近な生物多様性の保全
- 出版年
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2008
- 出版社
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環境コミュニケーションズ
- 掲載雑誌
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緑の読本
- 巻/号/ページ
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79巻 / 記載なし / 2-10ページ
- 著者名
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森本幸裕
Morimoto Yukihiro
- 目次
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雑誌のため省略
- キーワード
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記載なし
- 要約
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地球環境問題が政洽的にも世界的に広い関心を呼ぶなか、これまで実体経済の流れからもっとも遠いところにあった自然環境の保全、生物多様性への配慮、里地里山への関心の高まりが、社会的現象になってきている。学問の世界でも、ひとむかし前までの里地里山に対する関心はごく専門家に限られ、里山は原生自然よりは劣ったものという認識が一般的であったが、今やそれは大幅に見直されてきている。また、循環型社会や持続可能性社会のモデルとして、さらに、物質的豊かさや都市の利便性よりも、心の豊かさと幸福感を指標としたライフスタイルや地域の自然資源をうまく利用した自然共生社会の場のモデルとしての里地里山への関心も高まりつつある。このように里地里山への期待は様々だが、単なる過去への回帰願望は変革の力にならない。本稿では、現在見られる里山の諸側面を概観し、里地里山の役割を理解し整理することで、今後の里地里山保全のあり方を、生物多様性保全の視点から提示する。
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