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里なび
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保全活用に関する文献検索
- 文献名
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里山の資源化 京都府美山町の観光実践より
- 出版年
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2007
- 出版社
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弘文堂
- 掲載雑誌
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山下晋司編、資源化する文化(資源人類学02)
- 巻/号/ページ
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書籍のため省略 / 書籍のため省略 / 273‐302ページ
- 著者名
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堂下 恵
記載無し
- 目次
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書籍内の一部のため省略
- キーワード
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記載なし
- 要約
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本稿は、自然を対象とした観光における資源、中でも人と共生してきた環境として注目を浴びている日本の里山に焦点を当て、観光における自然の資源化について文化人類学視点から検討する。まず、日本におけるエコツーリズム、グリーンツーリズムを概観する。その上で、具体的事例として、京都府美山町の里山観光における実践の事例を、地域住民、観光施設、旅行業者らの立場から紹介する。里山は、かつて生業に利用される身近な自然であったが、近年では人々との共生という歴史的文化的意義が強調されている。そのため、里山が観光資源化される場合、「自然」と「人」の二つの切り口が存在しているという特徴がある。また、観光がビジネスである以上、その資源化の過程ではしばしば経済原理が働いている。複数の主体間で競争・競合が発生した場合でもそこに生きる主体である地域住民の特権は認められるべきであり、地域住民の立場に基づいた地域住民主導の観光実践が目指されるべきだ。
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