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里なび
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保全活用に関する文献検索
- 文献名
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コモンズと正当性:「公益」の発見
- 出版年
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2005
- 出版社
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雑誌のため省略
- 掲載雑誌
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環境社会学研究
- 巻/号/ページ
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記載無し / 11号 / 22-38ページ
- 著者名
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菅豊
記載無し
- 目次
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雑誌のため省略
- キーワード
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正当性(legitimacy),コモンズ,旧例,公益,資源保全
- 要約
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本論の目的は、ある川で数百年来展開されてきた漁業と、それをめぐるコモンズを素材に、それを維持しようと奮闘してきた人々の歴史から、コモンズをめぐる正当性(レジティマシー)獲得の方法と、その変容過程について検討することにある。当該調査地において、近世には、支配権力とのつながりが具現化した納税の事実と、「旧例」という歴史を根拠とする正当性が、ムラによる川の管理・利用を支えていた。しかし、明治維新とともに、その正当性は実行力を失ったことにより、人々は新しい正当性を獲得しなければならなかった。そこで見つけ出したのが、「公益」や「資源保全」といった近代国家によって高く評価される新しい文言とコンセプトであった。それは、地域にとっては外部的なアクターである国家との接触によって発見された正当性であったが、いつしか内部的なコモンズの仕組み-共同体へのコモンズからの利益還元という方式-にまで影響を与えた可能性がある。村=ムラ=集落が、川を共同管理するというコモンズとしての川のあり方は、変化しつつも300年もの長きにわたり継承されてきたが、その継承は、事故の活動の正当性を、時々に応じて意欲的に獲得してきた人々のストラタジーと密接に関わっている。
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