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文献名
環境思想と人間学の革新
出版年
2007
出版社
青木書店
掲載雑誌
書籍のため省略
巻/号/ページ
書籍のため省略 / 書籍のため省略 / 306ページ
著者名
尾関周二
記載なし
目次
第1部 人間と自然をめぐって(生物学と哲学の対話/第2部 日本の思想家にさぐる環境思想と人間観革新の可能性/第3部 共生共同の理念と持続可能社会の構築
キーワード
記載なし
要約
本稿では、現代環境思想の構築への基本が探求されるとともに、同時に哲学、なかでも近代哲学の枠組みの批判的検討がなされている。とくに「人間」をめぐる理解、つまり、自然への人間のかかわり、人間同士のかかわり、人間自身の自己理解と言った「人間」をめぐる根本的な問題性に焦点をあてて考察している。また、環境思想の構築については、欧米の思想を紹介することの重要性を理解した上で、著者は、日本の研究者としてその普遍的な研究とともに独自の立脚点とは何かを意識し、日本の伝統思想における自然と人間の関係や環境・生存を守る闘いに関する思想をどのように生かしていくのかについても論じている。人間中心主義と自然中心主義の対立という視点の問題性を指摘し、この対立を超える人間-自然関係に関わる理念として「共生」理念をあげ、人間-人間関係の「共生」を含めて、「共生型持続社会」の構築に向け、多面的な考察を試みている。

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