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里なび
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保全活用に関する文献検索
- 文献名
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生物多様性の危機-精神のモノカルチャー
- 出版年
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1997
- 出版社
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三一書房
- 掲載雑誌
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書籍のため省略
- 巻/号/ページ
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書籍のため省略 / 書籍のため省略 / 186ページ
- 著者名
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ヴァンダナシバ
Vandana Shiva
- 目次
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第1章 精神のモノカルチャー/第2章 生物多様性-第三世界の視点/第3章 バイオテクノロジーと環境/第4章 種子と糸車-技術開発と生物多様性保護/第5章 生物多様性条約-第三世界からの評価
- キーワード
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記載なし
- 要約
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本書は、多様性の消失の原因とそれを保全するための試みについて書かれた5つの論文から構成されている。著者は、「緑の革命」も含む、モノカルチャーの導入と多様性の破壊を、代替案の破壊、分権的なコントロールの破壊として否定する。第1章ではモノカルチャーはまず精神に宿り、それから大地へと移行するということを示そうとする。モノカルチャーの持続不可能性を暴き、グローバルな知識からローカルな知識への移行の重要性を訴える。第2章、第3章では、生物多様性に関する交渉がバイオテクノロジーに関する交渉といかに密接に結びついているかを示す。また、バイオテクノロジーの危険性に警鐘を鳴らしている。第4章は、モノカルチャーのパラダイムに内在する、「生きた生物多様性は過去のものになった」という歪んだ考え方に反論し、多様な在来種子利用の重要性を説く。第5章は、1992年に調印された生物多様性条約の批判的検討であり、第三世界に否定的な影響をもたらしかねないいくつかの欠陥を指摘する。
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