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里なび
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保全活用に関する文献検索
- 文献名
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コモンズの社会学:森・川・海の資源共同管理を考える
- 出版年
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2001
- 出版社
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新曜社
- 掲載雑誌
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書籍のため省略
- 巻/号/ページ
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書籍のため省略 / 書籍のため省略 / 251ページ
- 著者名
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井上真・宮内泰介編
記載なし
- 目次
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序章 自然資源の共同管理制度としてのコモンズ/1 日本のコモンズ 第1章 「みんなのもの」とは何か―むらの土地と人/第2章 山村の暮らしから考える森と人の関係/第3章 白神山地と地域住民―世界自然遺産の地元から/第4章 コモンズとしての「水辺」―手賀沼の環境誌/第5章 石垣島白保のイノー―新石垣空港建設計画をめぐって/2 ソロモン諸島とインドネシアのコモンズ 第6章 住民の生活戦略とコモンズ/第7章 コモンズとしてのサシ/第8章 熱帯林の保護地域と地域住民―インドネシア・ジャワ島の森/終章 地域住民・市民を主体とする自然資源の管理
- キーワード
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記載なし
- 要約
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本書ではそれぞれの執筆者が取り組んできた日本、ソロモン諸島、インドネシアにおけるコモンズに関する事例を、社会学的なとらえ方で平易に述べることに主眼が置かれている。各章ではそれぞれの地域で人と自然との関り合いが記され、どのような共同資源の管理・利用が行われ、それを通してどのような共的世界が存在しているのかが記述されている。対象となる自然は森・川・海と多岐に渡っており、多様なコモンズの実態が明らかにされている。本書の特色はふたつある。一つは現場から考えるということである。抽象的な議論も大切であるが、一度、現場に戻ってみて、そこから考え始めるという「フィールド」主義の立場である。もう一つは、たんに議論に終わらないで、その解決策をともに考えようとしているところである。ある施策を読者に押し付けようとするのではなく、施策に結びつく糸口を提示しようとしている、ということである。その意味で「施策」主義であるともいえる。
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