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里なび
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保全活用に関する文献検索
- 文献名
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生成するコモンズ:環境社会学会におけるコモンズ論の展開
- 出版年
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2002
- 出版社
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榕樹書林
- 掲載雑誌
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開発と環境の文化学:沖縄地域社会変動の諸契機
- 巻/号/ページ
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書籍のため省略 / 書籍のため省略 / 81-112ページ
- 著者名
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家中茂
記載なし
- 目次
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序 開発と環境の文化学のために第1部 開発と環境という問題野 第一章 人間-環境系の沖縄的気質/第二章 振興開発と環境――「開発」の捉え方を見直す/第三章 生成するコモンズ――環境社会学におけるコモンズ論の展開 第2部 せめぎあう開発と環境 第四章 竹富島と小浜島の比較環境史――町並み保存運動とリゾート誘致への序曲/第五章 第一牧志公設市場のゆくえ――観光化による市場の変容/第六章 農地の変化と軍用地の影響――沖縄県読谷村の事例/第七章 泡瀬のアイデンティティと復興期成会/第八章 地域開発にともなう「物語」の生成と「不安」のコミュニケーション――海中道路と石油基地の島・平安座から例/第九章 「離島苦」の歴史的消長農――サンゴ礁の海をめぐる暮らしと開発 跋 執筆者紹介
- キーワード
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記載なし
- 要約
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沖縄において、開発と環境の保全の相克は最重要で、もっとも緊急で実践的な問題群をなしている。今日多くの開発問題において、開発賛成と環境保全・開発反対は、鋭く対立する二つの立場となっていて、譲歩の余地はなさそうに見える。本稿では、詳細なフィールドワークと可能な限りの文献、資料から、開発と環境の問題に直面した多様な考え方の人たちが複雑な社会関係を持ちながら生活している現実のあり方に着目し、人々が開発と環境の問題に出会う現場の複雑で錯綜した状況を、深い歴史的過程を参考にしつつ描いている。時間的空間的に拡張する社会文化的諸要因のからまりを把握し解いていくというリサーチデザインに基づき、複雑な問題系としての開発と環境の問題を詳らかにしている。
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