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里なび
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保全活用に関する文献検索
- 文献名
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林業の観点から
- 出版年
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1997
- 出版社
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保育社
- 掲載雑誌
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田端英雄、エコロジーガイド 里山の自然
- 巻/号/ページ
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書籍のため省略 / 書籍のため省略 / 186-196ページ
- 著者名
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北尾邦伸・小池浩一郎
記載無し
- 目次
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書籍内の一部のため省略
- キーワード
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記載なし
- 要約
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かつては農民という利用主体、管理主体によって薪炭材の伐出などに利用されていた里山だが、現在ではその多くが放置され荒廃が進んでいる。里山が復活するためには、どのような利用主体がみいだされ、いかなるマネジメント体制が敷かれればよいのだろうか。里山の利用形態であった薪炭材利用の場合、森林の再生は伐採樹の萌芽力によるため、伐採即更新作業となる。薪炭材林業という生産が里山という環境をも再生産してきたのであり、後者は林業経営がもたらす間接的効用としての環境効果であったと考えるのが適切である。里山環境を再生し保全するには、林業経営を再興するか、間接的だった効用を直接的な目的に設定し直して森林経営を行うかである。森林経営の場合は「公」または「共」が担い手になるのが妥当であろう。所有のありかたや持続可能性についても考慮される必要がある。林業経営の場合は、有機農業複合経営の農林家が第一の担い手となるだろう。木材をエネルギーとして用いる木ガス発電にも大きな可能性がある。
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