全国自然いきものめぐりスタンプラリー 日本全国の国立公園をまわっていろいろな“いきもの”に会いに行こう!

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南アルプス芦安山岳館(みなみあるぷすあきさんがくかん)

施設写真

四周を山に囲まれた甲府盆地の西辺に広大な扇状地をつくる御勅使川が源を発する、長閑な芦安集落は古くから南アルプスの玄関口として、大勢の登山者や自然愛好家を惹きつけています。その芦安から白峰三山の展望台である、夜叉神峠を目指す途上に位置する「南アルプス芦安山岳館」は、その成り立ちから、地球の歴史を今に伝え、豊な生物多様性を誇る南アルプス国立公園の自然をわかりやすく紹介し、そこに生きた人々の歴史や山岳文化の発掘と継承、調査研究、教育、生涯学習、自然保護や安全登山の普及等の幅広い分野での拠点として機能しています

施設情報

住所〒400-0241 南アルプス市芦安芦倉1570
TEL055-288-2125
開館時間9:00~17:00
休館情報毎週水曜日(夏季は開館予定)
入館料大人(中学生以上)200円
子供(小学生まで)100円

シンボルいきもの

オリジナルスタンプ

シンボル写真

和名タカネマンテマ
分類ナデシコ科
学名Silene wahlenbergella
分類、学名の出典文献植物目録(環境庁、1987)
漢字表記-
カテゴリー植物
出会える時期7月~8月(開花期)
出会える場所南アルプス白峰三山稜線
解説 今から数万年前、地球が氷河期であった時代に、平地にあった植物は、気候が温暖になると共に、その分布を北へあるいは高山へと移動した氷河遺存種の中で、南アルプスにだけ残った数少ない植物がタカネマンテマです。10本の筋の入った袋状のものは咢でその先端に可憐なピンクの花をつけます。花が終わると咢は上を向いてきます。

※自然観察前には、近隣のセンターで注意事項を確認しましょう。

周辺でみられるいきもの

いきもの写真

和名ホンドキツネ
カテゴリー動物(哺乳類)
出会える時期通年
解説昔から民話や物語に数多く登場し、人間との係わりの深い動物です。ホンドキツネは北半球に多く生息している「アカギツネ」の亜種で日本の森林に住み、賢く高い運動能力を備えています。かつてはその美しい毛並みゆえに珍重され捕獲されました。夜行性ですが、時折夕刻当館の庭や裏山に姿を見せます。

いきもの写真

和名ニホンザル
カテゴリー動物(哺乳類)
出会える時期通年
解説この芦安の谷でも十数年前からニホンザルの農業被害が深刻になり野菜等は柵内での栽培となりました。ニホンザルは餌の在り処を敏感に察知し集団で行動し縦横無尽に駆け巡りますので、住民にとっては、今やニホンジカと並んで厄介な存在です。とはいえ振りまく愛嬌は可愛らしく、来訪者の人気者であることは間違いありません。

いきもの写真

和名イノシシ
カテゴリー動物(哺乳類)
出会える時期通年
解説当館の裏山では夕刻から夜にかけて運がよければイノシシに出会えます。通常は一匹ですが季節によっては体に黒い縞模様の「瓜坊」と呼ばれる2~3匹の子連れ時もあります。多くの野生動物がそうであるようにイノシシは典型的な夜行性で昼間は見れません。餌を得るために地面を所かまわず掘り起こした跡が存在を示しています。

いきもの写真

和名ウグイス
カテゴリー動物(鳥類)
出会える時期4月~8月
解説山梨県の「県鳥」に指定され大切に保護されています。「梅にウグイス」「春告鳥」と言われるように春になれば透明感があり、よく響く爽やかなあの鳴き声で人々の関心をひきつけますが姿を見るのは一苦労です。また、この鳥は漂鳥ですので、季節が進めば亜高山や高原に生活の場を移しますので夏になっても声を聞くことが出来ます。

いきもの写真

和名コマドリ
カテゴリー動物(鳥類)
出会える時期5月~9月
解説スズメくらいの大きさでオレンジがかかった鮮やかな赤褐色をしており初夏の谷間で、馬のいななきに似た、透き通った張のある鳴き声には誰もが魅了されます。このため、古来よりウグイス、オオルリと共に「日本三鳴鳥」として親しまれています。近年生息数が減少傾向にあるので、大切に守っていきたいものです。

いきもの写真

和名アサギマダラ
カテゴリー動物(昆虫類)
出会える時期5月~10月
解説新しい緑が御勅使川の谷に、麗しい季節を運んでくる頃、南アルプス芦安山岳館の庭を飾る花々に、春を受け止めた様々な昆虫達が訪れます。その中にあって、前翅長が5cmを越え半透明の水色地に黒い線を引く鮮やかな体色をしたマダラチョウ科で「渡り」をすることで知られるアサギマダラが優雅に舞い降りてくる姿は感動的です。

※自然観察前には、近隣のセンターで注意事項を確認しましょう。