日本の外来種対策

環境省では、日本の生態系等に被害を及ぼす又は及ぼすおそれのある外来種について、
規制や防除、理解促進等に取り組んでいます。

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環境省では、日本の生態系等に被害を及ぼす又は及ぼすおそれのある外来種について、
規制や防除、理解促進等に取り組んでいます。

コガネムシ上科に含まれる生きた昆虫を輸入される方へ

コガネムシ上科に含まれる生きた昆虫を輸入される方へ

(環境省自然環境局野生生物課外来生物対策室・農林水産省植物防疫所からのお知らせ)

  • コガネムシ上科に含まれる昆虫の輸入については、平成18年2月より、外来生物法の規制を行っています。
  • このことに伴い、生きたコガネムシ上科昆虫の輸入に際し、植物防疫所(検査カウンター)において行われる確認検査については、以下のようになりましたので、ご協力をお願いいたします。

※ なお、コガネムシ上科昆虫を輸入できるのは、成田国際空港、中部国際空港、関西国際空港、福岡空港に限られますので、ご注意ください。

変更の要点

  1. コガネムシ上科昆虫に対しては、これまでどおり植物防疫所(検査カウンター)で植物防疫法上の確認検査を行うとともに、新たに外来生物法上の規制についても確認します。
  2. 外来生物法によりコガネムシ上科昆虫には外国の政府機関等が発行する種類名証明書の添付が必要になります。また、必要事項を記入した別記様式の「輸入コガネムシ上科昆虫リスト」が必要になります。

    別記様式についてはこちらをご覧ください。
    • 輸入コガネムシ上科昆虫リスト → WordPDF
  3. これまでカブトムシ・クワガタ虫を輸入する際にお願いしていた「輸出国公的機関発行の証明書」及び「昆虫類等輸入検査申請書」は必要ありません。
  • <コガネムシ上科に含まれる昆虫の科>

    むねあかせんちこがね科 (Bolboceratidae)
    まんまるこがね科 (Ceratocanthidae)
    ほそまぐそくわがた科 (Diphyllostomatidae)
    せんちこがね科 (Geotrupidae)
    ひげぶとはなむぐり科 (Glaphyridae)
    にせこぶすじこがね科 (Glaresidae)
    あつばこがね科 (Hybosoridae)
    くわがたむし科 (Lucanidae)
    あかまだらせんちこがね科 (Ochodaeidae)
    くろつやむし科 (Passalidae)
    ふゆせんちこがね科 (Pleocomidae)
    こがねむし科 (Scarabaeidae)
    ※カブトムシ亜科(Dynastinae)、テナガコガネ亜科(Euchirinae)、ハナムグリ亜科(Cetoniinae)などが含まれます。
    こぶすじこがね科 (Trogidae)

植物防疫法上の規制

  • 海外に生息するコガネムシ上科昆虫の中には、日本の農作物や樹木などの植物に大きな被害を与える恐れのある昆虫が多く含まれています。このような昆虫は生きたままでは植物防疫法で輸入が禁止されている有害動物に該当するため、海外から日本に持ち込むことはできません。

  • 外来生物法で輸入が可能な昆虫であっても、植物防疫法で輸入が禁止されている有害動物に該当する場合は、輸入ができませんのでご注意ください。

外来生物法上の規制

  • 海外に生息するコガネムシ上科昆虫には、外来生物法の飼養等の許可がないと輸入ができない特定外来生物(在来種ヤンバルテナガコガネを除くテナガコガネ属全種、クモテナガコガネ属全種、ヒメテナガコガネ属全種)及び外国の政府機関等が発行する種類名証明書の添付が必要な生物(コガネムシ上科に含まれる全科全種)があります。
  • これらの生物は、植物防疫法上輸入が可能な昆虫であっても、外来生物法上の許可、種類名証明書等がないと、輸入ができませんのでご注意ください。
  • コガネムシ上科昆虫を輸入できるのは、成田国際空港、中部国際空港、関西国際空港、福岡空港に限られますので、ご注意ください。
  • 国際郵便による輸入は認められていませんので、ご注意ください。

確認

  • 生きたコガネムシ上科昆虫の輸入の際には、税関検査の前に必ず植物防疫所において植物防疫法上輸入が可能な昆虫かどうか、外来生物法上輸入が可能な昆虫かどうか、確認をお受けください。

<確認検査の概要>

  1. 輸入者は、植物防疫所(検査カウンター)で、種類名証明書及び別記の「輸入コガネムシ上科昆虫リスト」を輸入する昆虫と共に提示し、確認をお受けください。
  2. 種類名証明書及びリストの記載内容と昆虫を確認し、輸入可能な「種」であることが確認されれば、このリストの余白に「植物検疫確認済」の印と「外来生物法上の取扱い」の印が押されます。
    このリスト及び種類名証明書(特定外来生物においては飼養等の許可書も必要)を昆虫と共に税関に提示し、税関検査をお受けください。
  3. なお、確認検査を円滑に行うため、昆虫類の「容器」は、中身が見えるよう透明なものにしていただくようご協力をお願いします。
    また、昆虫類と同時に輸入される飼育資材(例:果実等の餌、腐葉土、木材腐朽菌等)の中には輸入できないものもあります。

罰則

  • 植物防疫法・外来生物法に違反して生きたコガネムシ上科昆虫を輸入した場合には、罰則が適用されることがあります。

情報提供

  • 植物防疫法・外来生物法に違反して生きたコガネムシ上科昆虫を輸入・販売等をしているような情報がありましたら、最寄りの植物防疫所及び環境省地方環境事務所等へお知らせください。

その他の情報

  • 国によっては、昆虫類の輸出を厳しく禁止又は制限している国もありますので、輸出国側での規制についても注意が必要です。

    ご不明な点があり、詳しい説明が必要な方は、植物防疫所及び環境省自然環境局野生生物課外来生物対策室にお問い合わせください。

  • 横浜植物防疫所 業務部種苗担当

    住所 神奈川県横浜市中区北仲通5-57
    電話 045-211-7153 横浜植物防疫所成田支所
    航空貨物担当
    住所 千葉県成田市駒井野字天並野2159 
    電話 0476-32-6690
    第1旅客ターミナル担当
    住所 千葉県成田市三里塚御料牧場1-1 
    電話 0476-32-6694
    第2旅客ターミナル担当
    住所 千葉県成田市古込字古込1-1
    電話 0476-34-2352
  • 名古屋植物防疫所 本船貨物・種苗担当

    住所 愛知県名古屋市港区入船2-3-12
    電話 052-651-0112
  • 名古屋植物防疫所中部空港支所

    住所 愛知県常滑市セントレア1-1
    航空貨物担当 電話 0569-38-8439
    旅客担当 電話 0569-38-8433
  • 神戸植物防疫所 業務部本船貨物担当

    住所 兵庫県神戸市中央区波止場町1-1
    電話 078-331-1350
  • 神戸植物防疫所関西空港支所

    航空貨物担当
    住所 大阪府泉南市泉州空港南1番地
    電話 0724-55-1938
    旅客担当
    住所 大阪府泉南郡田尻町泉州空港中1番地 
    電話 0724-55-1936
  • 門司植物防疫所 輸入検疫担当

    住所 福岡県北九州市門司区西海岸1-3-10
    電話 093-321-2601
  • 門司植物防疫所福岡支所福岡空港出張所

    航空貨物担当
    住所 福岡県福岡市博多区大字上臼井606番地
    福岡空港合同庁舎内
    電話 092-477-7577
    旅客担当
    住所 福岡県福岡市博多区大字青木739
    福岡空港国際線旅客ターミナルビル内
    電話 092-477-7575
  • 那覇植物防疫事務所 輸入検疫担当

    住所 沖縄県那覇市港町2-11-1
    電話 098-868-2850
  • 環境省自然環境局野生生物課 外来生物対策室

    住所 東京都千代田区霞が関1-2-2 中央合同庁舎5号館
    電話 03-3581-3351(代表)

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