環境省自然環境・自然公園渡り鳥関連情報カモ類の飛来経路及び移動状況について

カモ類の飛来経路及び移動状況について(平成19年)


1.宮崎県で送信機を装着した個体の移動状況

 宮崎県で送信機を装着したヒドリガモ4羽の移動状況を表示しています。
 4〜6月に、日本列島や大陸沿岸部を北上して極東ロシアへ渡去していた様子が見られます。
 10月上旬頃に、大陸から日本列島方向へ南下を開始しており、カムチャッカ半島など極東ロシアの南側沿岸部、オホーツク海への移動が確認されています。カムチャッカ半島へ渡った1羽は、千島列島に沿うように南下し、現在、北海道へ渡ってきていることが確認されています。


図 宮崎県で送信機を装着した個体の移動状況 (平成19年12月18日現在)

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※環境省事業「渡り鳥の飛来経路の解明事業」請負者東京大学生物多様性科学研究室より情報提供
※無断転用不可
※送信機を装着した個体のうち、最近まで送信機からデータを受信できている個体のみを表示しています。

2.埼玉県で送信機を装着した個体の移動状況

 埼玉県で送信機を装着したマガモ2羽、オナガガモ1羽の移動状況を表示しています。
 オナガガモ1羽とマガモ1羽は、4〜6月に日本列島を北上し、北海道を経由してロシア東部へ渡りました。
 1羽は、日本海を渡りアムール川流域(ロシア東部と中国との国境付近)へ渡ったことが確認されています。
 ロシア東部へ渡っていた2羽は、10月上旬前後に南下を開始して樺太へ渡り、さらに、うち1羽は韓国へ渡り、1羽は北海道を経由して東北地方へ渡っていることが確認されています。
 アムール川流域へ渡っていた1羽は、11月上旬に南下を開始して日本海へ渡ったことまでが確認されています。


図 埼玉鴨場で送信機を装着した個体の移動状況 (平成19年12月18日現在)

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※環境省事業「渡り鳥の飛来経路の解明事業」請負者 東京大学生物多様性科学研究室より情報提供
※無断転用不可
※送信機を装着した個体のうち、最近まで送信機からデータを受信できている個体のみを表示しています。

3.長崎県で送信機を装着した個体の移動状況

 長崎県で送信機を装着したマガモ2羽の移動状況を表示しています。
 3月末から中国地方を経由して大陸へ渡り、中国黒竜江省、吉林省周辺へ渡りました。
 9月下旬頃に南下を開始して、韓国を経由し、現在、九州地方北部へ渡ってきていることが確認されています。

*表示されている2個体は中国地方を経由して日本海を渡っていますが、一方で、途中で受信が途絶えたために下図に表示されていない個体については、ほとんどが、九州地方から直接朝鮮半島へ渡って大陸内を北上したことが確認されています。


図 長崎県で送信機を装着した個体の移動状況 (平成19年12月18日現在)

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※環境省事業「渡り鳥の飛来経路の解明事業」請負者 東京大学生物多様性科学研究室より情報提供
※無断転用不可
※送信機を装着した個体のうち、最近まで送信機からデータを受信できている個体のみを表示しています。