国民公園及び千鳥ケ淵戦没者墓苑


皇居外苑京都御苑新宿御苑は、戦前までは旧皇室苑地でしたが、昭和22年12月の閣議決定(旧皇室苑地の運営に関する件)に基づき、「国民公園」として位置づけられ、国の直接管理のもとに広く国民に開放され、利用されています。


皇居外苑北の丸公園は、昭和44年度から国民公園として開放されています。


千鳥ケ淵戦没者墓苑は先の大戦における戦没者の遺骨のうち、遺族に引き渡すことのできない遺骨を納めるため、昭和34年3月に竣工し、公園としての性格を有する墓地公園として一般に開放されています。


現在、国民公園及び千鳥ケ淵戦没者墓苑は、環境省所管の公共用財産として、国民公園、千鳥ケ淵戦没者墓苑並びに戦後強制抑留及び引揚死没者慰霊碑苑地管理規則(昭和34年厚生省令)[PDF 12KB]に基づき、それぞれの公園の特性を踏まえ、歴史的雰囲気、美観、静穏を保持しながら庭園としての維持管理を行っています。


近年の国民公園を取り巻く社会情勢の変化、利用者の要求の多様化の中で、都市のオアシスである国民公園の適正な利用と施設の充実について努めてきたところ、年間を通して多くの方々に利用されています。