課題名

G-1 砂漠化と人間活動の相互影響評価に関する研究

課題代表者名

宮崎 忠国(環境庁国立環境研究所地球環境研究グループ森林減少・砂漠化チーム)

研究期間

平成4−6年度

合計予算額

140,4695年度 49,057)千円

研究体制

(1) 乾燥・半乾燥地域における砂漢化に及ぼす人間活動の影響評価に関する研究

(環境庁国立環研究所、自然環境研究センター、環境研究センター)

(2) 半乾燥・半湿潤地域における砂漠化に及ぼす人間活動の影響評価に関する研究

 /祐岾萋阿土地資源に及ぼす影響評価に関する研究(農林水産省農業環境技術研究所)

 ∈叔化を引き起こす社会経済的要因に関する研究(農林水産省農業総合研究所)

(3) 砂漠化と人間活動の相互影響評価に関する国際比較研究

(環境庁国立環境研究所、東京都立大学、パシフィックコンサルタンツ)

 

研究概要

(1)インド西部のタール砂漢において、植生調査、土壌調査、植生および土壌の分光反射スペクトル調査、リモートセンシングによる砂漢地域のモニタリング、社会調査を行い人間活動と砂漢化進行の要因の解明を試みた。

(2)|羚馥獎悄ν渓・元謀地域を対象に、主としてリモートセンシング解析により砂漢化進行状況を明らかにし、砂漠化に及ぼす人間活動の影響を評価した。

(2)中国半乾燥〜半湿潤地域を対象に砂漠化を引き起こす社会経済的要因の解明を行った。

(3)世界各地の異なる砂漢化進行地域において、気象、植生、土壌、社会・経済システムを調査し、砂漠の違いによる砂漢化進行要因の比較研究を行った。

 

研究成果

1.パリおよびチャンダンに保護区と非保護区を作成し羊による放牧圧と環境容量の調査を行った。

2.ジョドプールの試験地において、植生および土壌の分光反射スペクトル計測を行い、植生種、植生密度、土壌成分とスペクトルの関連を調査した。

3.LANDSATデータを用いてタール砂漢の広域モニタリング手法の開発を行い、土地利用状況図の作成を行った。NOAAデータを用いてインド西部の砂漠図および植生指数図の作成を行った。

4.カブラカラン村において砂漠化の人為的要因に関する調査を行った。

5.奈曼のLANDSATデータと現地調査から、砂漢化域を抽出する植生指数、構造物指数、赤色度指数の開発を行った。

6.LANDSATデータを用いたガリ浸食の抽出が可能となった。

7.中国半乾燥・半湿潤地域では、経済活動の無秩序な推進や土地扶養力(その土地の人口の扶養能力)を越えた人口増加が砂漢化(水土流失)を促進させる原因となっていることが明らかとなった。

8.砂漠化と入間活動の相互影響に関する国際比較の結果、多くの砂漢化地域で、人間活動、とくに土地の不適切な管理が砂漠化の原因となっていることがわかった。