小池環境大臣は、9月17日から22日まで英国及びヨルダンを訪問し、英国国立公園等の視察を行った他、ヨルダンのファーイズ首相及びブゥーラン環境大臣と会談を行い、環境問題について意見交換を行いました。また、当地で開催された「イラク湿原管理に関する国連環境計画(UNEP)円卓会議」に出席するとともに、ムウミン・イラク環境大臣との会談を行いました。
(1) 英国国立公園等の視察
英国では、ピーク・ディストリクト国立公園を視察するとともに、同国立公園及びロンドン市内のナショナルトラスト施設等を視察しました。
(2) イラク湿原管理に関するUNEP円卓会議
21日、アンマン市内で開催された「イラク湿原管理に関するUNEP円卓会議」のオープニングセッションに出席し、我が国を代表してスピーチを行いました。
<小池大臣のスピーチの要点>
- 湿原保全の問題は環境だけでなく多様な地域の課題と関係があることから、イラク国民によるビジョンの確立が重要であること
- 我が国もこれまでの経験と技術を生かして、UNEP国際環境技術センターを通じて協力をしていくこと
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キャパシティ・ビルディング等のイラク環境省が直面する喫緊の課題への取組に当たり、ムウミン環境大臣のリーダーシップを期待するとともに、我が国としても、必要な協力に取り組んでいくこと
- 今回の会議が、国際的な連携と協力の強化を前進させることを期待
(参考) 同会議は、21日及び22日の二日間にわたって開催されました。日本政府が国連イラク信託基金に出資した資金をもとに実施されるUNEPのイラク湿原環境管理プロジェクトの開始に当たり、イラク政府、主要関心国、国際機関の関係者が一堂に会して意見交換を行うものです。オープニング・セッションでは、小池大臣のほか、テプファーUNEP事務局長、ムウミン・イラク環境大臣がそれぞれスピーチを行いました。
(3) ヨルダン要人及びムウミン・イラク環境大臣との会談
(ア)20日、ブゥーラン環境大臣と会談し、我が国とヨルダンの環境協力等について意見交換を行いました。
(イ)21日、ファーイズ首相と会談を行い、わが国とヨルダンが環境協力を進めていくことが重要であるとの考えを共有しました。
(ウ)21日、ムウミン・イラク環境大臣と会談し、イラクにおける環境問題への取組について意見交換を行いました。
平成16年9月22日(水) |
地球環境局総務課 |
課長: |
盛山 正仁(6710) |
課長補佐: |
大森 恵子(6711) |
地球環境局環境協力室 |
室長: |
田中 聡志(6760) |
環境協力専門官: |
田中 秀穂(6764) |