「ヨハネスブルグ・サミットからの発信」の発行について

「ヨハネスブルグ・サミットからの発信」（環境省地球環境局編集協力）が、発行されました。

１９９２年に開催された地球サミット以降、地球環境問題解決へのさまざまな取り組みが行われましたが、 地球環境改善の兆しは必ずしも明らかではなく、途上国における貧困と環境問題はますます深刻になっています。 ２００２年に開催された「持続可能な開発に関する世界サミット（ＷＳＳＤ）」、いわゆるヨハネスブルグ・サミットは、 これらの問題の解決も含め、持続可能な開発の実現をめざし、世界の首脳がその取り組みを加速させる政治的決意を表明した、 ２１世紀初頭における最大規模、最重要の国際会議です。

この本は、ヨハネスブルグ・サミットで採択された「実施計画」と「持続可能な開発に関するヨハネスブルグ宣言」の日本語訳、 サミットでの議論を解説するためのサミット準備段階での議論の概要とサミットでの主要論点、等を収録しています。

この本は、環境問題に携わる市民、ＮＧＯ、企業、大学、行政等のさまざまな主体のすべての関係者に、 地球サミットとヨハネスブルグ・サミットの理念を発信するものです。

なお、この本は、「アジェンダ２１」（１９９３年）と「アジェンダ２１実施計画」（１９９７年、いずれもエネルギージャーナル社発行）の続編です。