福島第一原子力発電所の廃炉・汚染水対策については、「東京電力（株）福島第一原子力発電所の廃止措置等に向けた中長期ロードマップ」（中長期ロードマップ）を策定し、これに基づき各種対策を安全かつ着実に進めています。
中長期ロードマップでは、使用済燃料プールからの燃料取り出し開始までを第１期、燃料デブリ（溶けて固まった燃料）の取り出し開始までを第２期（現在）、廃止措置終了までの期間を第３期としています。第１期の節目の取組である４号機からの燃料の取り出しについては、平成25年11月に、当初の目標から１か月前倒しして開始され、平成26年12月に完了しました。
平成27年６月に改訂した現行の中長期ロードマップでは、30～40年後の廃止措置完了に向けて、分野毎に目標工程を設定し、これに基づく進捗管理等を行っています。例えば、燃料デブリ（溶けて固まった燃料）の取り出しについては、2017年夏頃を目途に号機毎の取り出し方針を決定することとしています。
本資料への収録日：平成25年３月31日
改訂日：平成29年３月31日
第１章 放射線の基礎知識